小須田 康人(こすだ やすと、1961年〈昭和36年〉12月17日[1] - )は、日本の俳優。東京都出身。クリオネ所属[2]。
略歴
早稲田大学第二文学部入学後、演劇研究会に入会(後に大学中退[3])。1981年、鴻上尚史主宰の劇団第三舞台の旗揚げにスタッフとして参加。第2回公演『宇宙で眠るための方法について』以降、すべての第三舞台公演に看板俳優の1人として出演。また、第三舞台での活動の傍ら、子供のためのシェイクスピアシリーズや劇団☆新感線、加藤健一事務所などへも客演している。
テレビや映画への出演も行っている。
人物
冷静沈着で内向的な役を演じることが多いが、それでいてお茶目な面も見せる。特に、『トランス』(サードステージ、1993年)の立原雅人や『リア王』など、どこか狂気をはらんだ分裂気味な性格を演じさせると右に出る者がない。しかし、シニカルな厭世家から心優しいゲイの男まで、その役柄はかなり幅広く、細部まで緻密に演じ分ける繊細かつ強靭な演技力は高い評価を得ている。[要出典]
また、舞台上でのミスが少ないことから演劇マシーンと呼ばれることもある。[要出典]
柔らかく玲瓏とした声質から、ナレーションの仕事も多い。[要出典]
出演
テレビドラマ
映画
舞台
※第三舞台公演を除いた作品のみ挙げる。
- ラスト・アジア(1986年)流山児★事務所
- きらら浮世伝(1988年)
- 真夏の夜の夢(1989年)サードステージ
- お気に召すまま(1990年)
- マイ・ファット・フレンド(1992年)加藤健一事務所
- ソープオペラ(1992年)自転車キンクリート
- 奇跡の人(1992年)
- トランス(1993年)サードステージ
- ゴドーを待ちながら(1994年)サードステージ
- エンジェルス・イン・アメリカ(1994年)
- 青空のある限り(1996年)
- 煽動する女(1997年)
- 子供のためのシェイクスピア
- 子供のためのシェイクスピア リア王(1997年・2000年)
- 子供のためのシェイクスピア ヘンリー四世(1998年)
- 子供のためのシェイクスピア 十二夜(2000年)
- 子供のためのシェイクスピア リチャード二世(2001年)
- 密の味/二等辺三角形(1997年)
- 虹を渡る女(1998年)
- 女傑 竜馬が惚れた女(1998年)
- ザ・フォーリナー(1999年)加藤健一事務所
- LOST SEVEN(1999年)劇団☆新感線
- ビューティフル・サンデイ(2000年・2003年)SHOWCASE
- カフカズ・ディック(2001年)オリガト・プラスティコ
- シンクロナイズド・ウェディング(2002年)PLAYMATE
- その河をこえて、五月(2002年・2005年)
- オレンジパワー(2002年)転球劇場
- おじいちゃんの夏(2002年・2005年)G2プロデュース
- 青ひげ公の城(2003年)流山児★事務所
- 木の皿(2003年)加藤健一事務所
- 止まれない12人(2003年)G2プロデュース
- ケ・イ・ジ(2004年)転球劇場
- マリー・アントワネット(2004年・2006年)
- ラブハンドル(2006年)SHOWCASE
- ニコラス・マクファーソン(2006年)
- 朧の森に棲む鬼(2007年)劇団☆新感線
- 苦情の手紙(2007年)
- その鉄塔に男たちはいるという(2008年)*pnish*プロデュース
- 不器用な人々(2008年)
- 青猫物語(2008年)
- 三丁目の夕日(2008年)
- ワーニャ伯父さん(2009年)
- 現代能楽集V(2010年)
- 朝日のような夕日をつれて2014(2014年)KOKAMI@network
- ベイビーさん 〜あるいは笑う曲馬団〜(2015年11月、Zeppブルーシアター六本木) - 八代大佐 役[4]
- ハケンアニメ!(2019年)
- ミュージカル『刀剣乱舞』~花影ゆれる砥水~(はなかげゆれるとみず)(2023年4月30日 - 6月18日[注 1]、TOKYO DOME CITY HALL 他)- 豊臣秀吉 役[6][7]
特撮
テレビ
ラジオドラマ
ウェブ配信
脚注
注釈
- ^ 5月26日から28日、福岡公演全て中止。[5]
出典
外部リンク