小暮 得雄(こぐれ とくお、1932年12月17日 - 2009年11月15日[1])は、日本の法学者(刑法)。北海道大学名誉教授・平成国際大学名誉教授。法学博士(東京大学・論文博士・1961年)(学位論文「法益論の視角からみた違法性の本質」)。東京都生まれ。
人物
激動の戦時中や、戦後を生き抜いた経験から、刑法学を志したとされる。また、東京大学在学中は団藤重光に師事している。
また、将棋はアマ5段の腕前で、東京大学在学中から学生大会で活躍[2]、1956年には全日本アマチュア名人戦決勝戦まで進んだ。息子の小暮克洋もアマチュア将棋の強豪で、将棋観戦記者。[3]
略歴
その他の役職
著作
- 『刑法入門』(有斐閣、初版1979年、第3版1996年)
- 『教材刑法判例』(北海道大学出版会、初版1983年、第2版1991年)
- (竹下守夫)共著 『法と裁判』(放送大学教育振興会、1996年)
- 『いまを生きる』(近代文芸社、1997年)
- 『回想の学童疎開』(近代文芸社、1997年)[4]
など
門下生
脚注
- ^ 小暮得雄氏死去(北海道大名誉教授・刑法)時事ドットコム 2009年11月17日閲覧
- ^ 田丸昇『運命の一着』(毎日コミュニケーションズ)P.32
- ^ 以上につき、吉田敏雄ほか編『罪と罰・非常にして人間なるもの』(信山社出版、2005年)より
- ^ a b c 以上につき「小暮得雄教授略歴」『平成法政研究8(2)』平成国際大学法政学会 編 p133-144, 2004-03