小国町立小国小学校

小国町立小国小学校
小中学校の空中写真(左が小学校)
地図北緯38度3分17.76秒 東経139度44分53.66秒 / 北緯38.0549333度 東経139.7482389度 / 38.0549333; 139.7482389座標: 北緯38度3分17.76秒 東経139度44分53.66秒 / 北緯38.0549333度 東経139.7482389度 / 38.0549333; 139.7482389
過去の名称 第十番小国小学校
小国小学校
小国本村尋常高等小学校
小国本村国民学校
小国町国民学校
国公私立の別 公立学校
設置者 小国町
併合学校 伊佐領小学校
小国町立小国小学校若山分校
小国町立小国小学校古田分校
小国町立小国小学校越戸分校
小国町立小国小学校小倉冬季分校
小国町立小玉川小学校
小国町立玉川小学校
小国町立伊佐領小学校
小国町立白沼小学校
小国町立北部小学校
小国町立沖庭小学校
設立年月日 1871年12月17日(前身)
1872年8月2日(現行)
共学・別学 男女共学
一貫教育 小中高一貫教育(連携型)
分校 玉川分校(1873年独立)
1873年
小渡分校(1891年廃止)
1874年 - 不明
1881年 - 1891年
若山分校(1960年廃止)
1874年 -
1892年 - 1960年
大滝村の分校(廃止時期不明)
1875年 - 不明
伊佐領分校(1963年独立)
1881年 - 1963年
古田分校(1960年廃止)
1910年 - 1960年
金目冬季分校(1960年他校へ移管)
1918年 - 1960年
綱木冬季分校(1963年他校へ移管)
1919年 - 1963年
越戸分校(1968年廃止)
1935年 - 1968年
小倉冬季分校(1983年廃止)
1937年 - 1983年
学期 3学期制
学校コード B106240120024 ウィキデータを編集
設計者 本間利雄設計事務所+地域環境計画研究室
所在地 999-1352
山形県西置賜郡小国町大字岩井沢673
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

小国町立小国小学校(おぐにちょうりつ おぐにしょうがっこう)は、山形県西置賜郡小国町にある公立小学校である。

概要

小国町立小国中学校山形県立小国高等学校一貫教育「小中高一貫教育」を行っている[1]

校章は、創立90周年にあたる1961年12月に制定された。デザインは、を中央に配し、万年筆のペン先を模したひし形を3つ生やしたものである。ひし形は小国町に聳える飯豊山大朝日岳などの山々や、それらの山を擁する町の地形を表している。また雪の結晶にも近しく、雪国に住む人々の純朴な性格の意味も込められている。デザインは卒業生が手掛けた[2]

沿革

大正時代初期の小国小学校
  • 1871年12月17日明治4年11月6日) - 前身となる小国郷学校が、小国小坂町村の民家に開校[3][4]
  • 1872年8月2日(明治5年6月28日) - 学制発布により、第十番小国小学校[注 1]となる(開校)[5]
  • 1872年8月25日(明治5年7月22日) - 小国小学校に改称[6]
  • 1873年(明治6年)
    • 5月 - 玉川村の玉泉寺[注 2]に玉川分校を開設[7]
    • 8月12日 - 玉川分校が玉川小学校として独立[8][9]
  • 1874年(明治7年)4月12日 - 小渡村に小渡分校、若山村の松圓寺[注 3]に若山分校を開設[11][12]
  • 1875年(明治8年)4月29日 - 種沢村の龍正寺[注 4]に種沢分校、大滝村の大龍寺[注 5]に分校を開設[15][11]
  • 1878年(明治11年)8月3日 - 小国小坂町382の2に新校舎を落成[16][17]
  • 1881年(明治14年)4月1日 - 伊佐領村の伊佐領小学校を当校の分校(伊佐領分校)に移行[16]。小渡分校を開設[16]
  • 1891年(明治24年)3月22日 - 小渡分校を若山分校に統合[18]
  • 1892年(明治25年)4月1日 - 町村区画の改定により金目、古田、若山地区を小国本村に編入したことに伴い、舟渡小学校若山分校を当校の分校に移管[19]
  • 1893年(明治26年) - 高等科を併設し、小国本村尋常高等小学校に改称[20]
  • 1894年(明治27年) - 伊佐領分校の校舎を落成[21]
  • 1901年(明治34年)3月 - 種沢・若山・伊佐領の3分校を常設化[22]
  • 1902年(明治35年) - 金目地区と綱木地区に家庭教育場を開設[23]
  • 1904年(明治37年) - 小国小坂町の民家に臨時教場を開設(1909年3月31日まで)[20]
  • 1906年(明治39年) - 小国本村農業補習学校を併設[24]
  • 1907年(明治40年)9月 - 種沢分校の校舎を改築[20]
  • 1908年(明治41年)4月1日 - 小学校令の改正により修業年限が延長。各分校を分教場に改称[20]
  • 1910年(明治43年)
    • 4月1日 - 若山分教場の学級を分離し、古田地区に古田分教場を新設。金目家庭所を廃止[20]
    • 11月 - 実業補習学校を開設[20]
    • 新校舎を落成[3][20]
  • 1918年大正7年) - 金目冬季分教場を開設[25]
  • 1919年(大正8年) - 綱木冬季分教場を開設[26]
  • 1924年(大正13年) - 伊佐領分教場の校舎を改築[27]
  • 1926年(大正15年)
    • 10月29日 - 若山分教場の校舎を改築[20]
    • 10月31日 - 体操場を落成[20]
  • 1931年昭和6年)11月14日 - 古田分教場の校舎を改築[20]
  • 1935年(昭和10年)3月30日 - 越戸分教場を開設[20]
  • 1937年(昭和12年)
    • 7月1日 - 越戸分教場の校舎を改築[20]
    • 12月1日 - 大字小倉350に小倉冬季臨時分教場を開設[28]
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令施行により、小国本村国民学校に改称[20]
  • 1942年(昭和17年)11月3日 - 小国本村が町制施行のうえ小国町と改称したことに伴い、小国町国民学校に改称[29]
  • 1943年(昭和18年)8月15日 - 第二体操場を落成[20]
  • 1946年(昭和21年)12月17日 - 校歌を改正[2][3]
  • 1947年(昭和22年) - 学制改革により、小国町立小国小学校に改称。各分教場を分校に改称。小国中学校を併設(1949年6月まで)[30]
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 小国高等学校を併設(1952年9月まで)[31][32]
  • 1951年(昭和26年) - 完全給食を開始(週2回)[3]
  • 1957年(昭和32年) - 綱木冬季分校校舎が火災により全焼[33]
  • 1960年(昭和35年)8月1日 - 若山分校・古田分校・舟渡小学校が統合し、沖庭小学校が開校[34]。金目冬季分校をを沖庭小学校へ移管[25]
  • 1961年(昭和36年)
    • 新校舎の建築工事を開始[3]
    • 12月 - 校章を制定[2]
  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 伊佐領分校が伊佐領小学校として独立。綱木冬季分校を伊佐領小学校へ移管[35]
  • 1966年(昭和41年) - 新校舎を落成[3]
  • 1967年(昭和42年)8月28日 - 羽越水害が起こり、校舎が床上まで浸水し、グラウンドは流失した[36][37]
  • 1968年(昭和43年)12月31日 - 越戸分校を廃止[38]
  • 1977年(昭和52年) - 小倉冬季分校を休校[39]
  • 1983年(昭和58年) - 小倉冬季分校を廃止[39]
  • 1981年(昭和56年) - プールを落成[3]
  • 1984年(昭和59年) - 健康優良学校として全国表彰を受ける[3]
  • 1988年(昭和63年) - ことばの教室を開設[3]
  • 1991年平成3年) - 中庭を整備[3]
  • 1992年(平成4年) - 優良PTAにつき文部大臣表彰を受ける[3]
  • 1996年(平成8年) - 給食が文部大臣より表彰される[3]
  • 2008年(平成20年) - 小玉川小学校を統合[3]
  • 2010年(平成22年) - 玉川小学校を統合[3]
  • 2011年(平成23年) - 伊佐領小学校を統合[3]
  • 2012年(平成24年) - 白沼小学校を統合[3]
  • 2013年(平成25年) - 北部小学校を統合[3]
  • 2014年(平成26年) - 新校舎完成・竣工記念式を挙行。沖庭小学校を統合[3]
  • 2019年令和元年) - 全普通教室にエアコンを整備[3]。保小中高一貫教育を開始[1]
  • 2020年(令和2年) - 成績評価の2期制を導入[3]
  • 2021年(令和3年) - 1人1台にタブレット端末を配付[3]
  • 2023年(令和5年) - 教科担任マイスター制度を導入[3]

教育目標

白い森の国おぐにを愛し、進んで学び、心豊かで、たくましい子どもの育成[40]

学区

大字小国小坂町・大字小国町・大字栄町・大字岩井沢・大字兵庫舘・大字緑町・大字東原・大字あけぼの・大字町原・大字松岡・大字朝篠・大字芹出・大字北・大字田沢頭・大字湯の花・大字西・大字幸町・大字増岡・大字大宮・大字宮の台・大字小渡・大字貝少・大字若山・大字針生・大字新屋敷・大字古田・大字金目・大字舟渡・大字尻無沢・大字網代瀬・大字今市・大字松崎・大字栃倉・大字小倉・大字大滝・大字新原・大字杉沢・大字種沢・大字黒沢・大字小玉川・大字泉岡・大字玉川・大字足野水・大字片貝・大字中田山崎・大字玉川中里・大字市野沢・大字百子沢・大字足水中里・大字菅沼・大字滝倉・大字樽口・大字伊佐領・大字綱木箱ノ口・大字沼沢・大字白子沢・大字越中里・大字長沢・大字樋ノ沢・大字中島・大字焼山・大字荒沢・大字折戸・大字入折戸・大字驚・大字太鼓沢・大字小股・大字五味沢・大字石滝[41]

進学先の中学校

脚注

注釈

  1. ^ 別名:十番小学校。
  2. ^ 現在の大字玉川字西人口30の1
  3. ^ 現在の大字若山337[10]
  4. ^ 現在の大字種沢字沢口弐522[13]
  5. ^ 現在の大字大瀧19[14]

出典

  1. ^ a b 広報おぐに No.796”. 小国町 (2021年2月1日). 2024年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月9日閲覧。
  2. ^ a b c 山形教育用品 1986, p. 273.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 学校紹介”. 小国町立小国小学校. 小国町立小国小学校. 2025年1月9日閲覧。
  4. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 3.
  5. ^ 小国町史編集委員会 1966, pp. 914, 932.
  6. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 4.
  7. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 6.
  8. ^ 小国町史編集委員会 1966, p. 938.
  9. ^ 山形教育用品 1986, p. 274.
  10. ^ 松圓寺”. 曹洞禅ナビ. 曹洞宗宗務庁. 2025年1月9日閲覧。
  11. ^ a b 山形県教育研究所 1973, p. 9.
  12. ^ 小国町史編集委員会 1966, p. 917.
  13. ^ 龍正寺”. 曹洞禅ナビ. 曹洞宗宗務庁. 2025年1月9日閲覧。
  14. ^ 大龍寺”. 曹洞禅ナビ. 曹洞宗宗務庁. 2025年1月9日閲覧。
  15. ^ 小国町史編集委員会 1966, pp. 917, 932.
  16. ^ a b c 小国町史編集委員会 1966, p. 932.
  17. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 19.
  18. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 46.
  19. ^ 小国町史編集委員会 1966, pp. 932, 935.
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n 小国町史編集委員会 1966, p. 933.
  21. ^ 山形教育用品株式会社 1986, p. 272.
  22. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 68.
  23. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 72.
  24. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 83.
  25. ^ a b 広報おぐに No.789”. 小国町. pp. 10-11 (2020年7月1日). 2025年1月9日閲覧。
  26. ^ 沿革の大要”. 伊佐領小学校ホームページ. 小国町立伊佐領小学校. 2005年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月9日閲覧。
  27. ^ 山形教育用品 1986, p. 272.
  28. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 128.
  29. ^ 小国町史編集委員会 1966, pp. 141, 1399.
  30. ^ 山形県教育研究所 1973, pp. 158–159, 171.
  31. ^ 小国町史編集委員会 1966, pp. 948–949.
  32. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 168.
  33. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 194.
  34. ^ 小国町史編集委員会 1966, p. 946.
  35. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 205.
  36. ^ 昭和42年「羽越水害」”. 小国町ホームページ. 小国町. 2025年1月9日閲覧。
  37. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 213.
  38. ^ 山形県教育研究所 1973, p. 215.
  39. ^ a b 広報おぐに No.797”. 小国町. pp. 8-9 (2021年3月1日). 2025年1月9日閲覧。
  40. ^ 教育目標”. 小国町立小国小学校 (2024年). 2025年1月9日閲覧。
  41. ^ a b 小国町立小学校・中学校通学区域に関する規則”. 小国町例規集. 小国町. 2025年1月8日閲覧。

参考文献

  • 小国町史編集委員会 編『小国町史』小国町、1966年11月3日。doi:10.11501/3019523NCID BN11924164 
  • 山形県教育研究所 編『山形県学校史年表』山形県教育委員会、1973年3月31日。doi:10.11501/12115091NCID BN03038923 
  • 山形教育用品株式会社 編『山形県の学校』山形教育用品株式会社、1986年2月1日。doi:10.11501/12244253 

関連頂目

外部リンク