寧遠郡(ニョンウォンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国平安南道東北部に位置する郡。
地理
清川江上流の山岳地帯に位置する。北側には妙香山から連なる妙香山脈が聳える。渓谷や洞窟など名勝地も多く、温陽里には温泉がある。
隣接行政区
行政区域
1洞・1邑・23里を管轄する。
- 玉泉洞(オクチョンドン)
- 寧遠邑(ニョンウォヌプ)
- 大城里(テソンニ)
- 都三里(トサムニ)
- 都坪里(トピョンニ)
- 龍大里(リョンデリ)
- 龍城里(リョンソンニ)
- 馬山里(マサンニ)
- 文谷里(ムンゴンニ)
- 松山里(ソンサンニ)
- 水下里(スハリ)
- 淳浩里(スノリ)
- 勝通里(スントンニ)
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- 新垈里(シンデリ)
- 新里(シルリ)
- 新幕里(シンマンニ)
- 新興里(シヌンニ)
- 永昌里(ヨンチャンニ)
- 温陽里(オニャンニ)
- 長山里(チャンサンニ)
- 中三里(チュンサムニ)
- 倉山里(チャンサンニ)
- 青山里(チョンサンニ)
- 豊田里(プンジョンニ)
- 茴陽里(フェヤンニ)
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歴史
高句麗時代には内清県と呼ばれた。高麗時代の922年には永清県に属し、朝鮮王朝時代の1396年に永寧県となったのち、1467年に寧遠郡に改称・昇格した。
1945年8月15日の時点で、寧遠郡には9面が属していた。1952年12月に北朝鮮の行政区画が改編された際、東北部が大興郡として分離され、現在の寧遠郡の範囲が再編された。現在は1邑25里が属する。
年表
この節の出典[1]
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安南道寧遠郡に以下の面が成立。(10面)
- 邑内面・小白面・永清面・城龍面・大興面・快楽面・新倉面・錦城面・徳化面・温和面
- 1929年 (8面)
- 新倉面・錦城面が合併し、新城面が発足。
- 永清面・快楽面が合併し、永楽面が発足。
- 邑内面が寧遠面に改称。
- 1943年 - 徳川郡太極面を編入。(9面)
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安南道寧遠郡寧遠面・太極面・永楽面および温和面・徳化面の各一部地域をもって、寧遠郡を設置。寧遠郡に以下の邑・里が成立。(1邑18里)
- 寧遠邑・都坪里・馬山里・文谷里・新幕里・新垈里・龍城里・長山里・内倉里・永昌里・和順里・豊田里・松山里・都三里・勝通里・中三里・倉山里・大城里・水下里
- 1953年12月 (1邑19里)
- 龍城里の一部が分立し、新里が発足。
- 新垈里の一部が龍城里に編入。
- 1954年10月 - 咸鏡南道大興郡龍大里・青山里・淳浩里・新興里・茴陽里・温陽里を編入。(1邑25里)
- 1958年 - 馬山里の一部が新幕里に編入。(1邑25里)
- 1985年 - 和順里が内倉里に編入。(1邑24里)
- 1985年末 - 内倉里が和順里に改称。(1邑24里)
- 1986年 - 和順里が玉泉洞に昇格。(1洞1邑23里)
脚注
外部リンク