富山県立南砺総合高等学校井波高等学校(とやまけんりつ なんとそうごうこうとうがっこう いなみこうとうがっこう、英: Toyama Prefectural Inami High School)は、かつて富山県南砺市北川にあった公立の高等学校。富山県立南砺福野高等学校との統合により、2012年(平成24年)3月末に閉校した。
概要
1948年(昭和23年)9月に富山県立福野高等学校井波分校(とやまけんりつ ふくのこうとうがっこういなみぶんこう)として発足[1]。2005年(平成17年)に富山県立平高等学校、富山県立福野高等学校、富山県立福光高等学校と共に「富山県立南砺総合高等学校」の提携事業に参加し、富山県立南砺総合高等学校井波高等学校となった。
設置学科
校訓・教育方針
校訓
清純 明朗 寛容
学校課題
「特色ある学校づくりをめざして」
- 個性を生かした教科指導の充実
- 国際理解教育の充実
- 特別活動やボランティア活動の充実
教育目標
- すぐれた知性と豊かな情操を養う。
- 自主、協調の精神とたくましい体力を養う。
- 幅広い国際性と奉仕の心を養う。
- 清純・明朗・寛容の気風を養う。
教育方針
- 意欲的に学習し、自主的かつ積極的に行動できる人間の育成を図る。
- 基本的な生活習慣を体得し、心身ともに健康で明朗誠実な人間の育成を図る。
- 国際的視野に立って考え、自他の人格を尊重する人間の育成を図る。
- 地域社会に奉仕し、郷土の自然や文化を愛する人間の育成を図る。
- 豊かな芸術的環境を尊重し、創造性に富んだ人間の育成を図る。
沿革
経緯
1948年(昭和23年)9月、富山県立福野高等学校井波分校として発足[1]。当初は普通科と家庭科を設置しており、多い学年では普通科4クラスと家庭科1クラスがあった[2]。
1960年(昭和35年)4月1日に福野高等学校から分離し、富山県立井波高等学校となった[3]。
1982年(昭和57年)度から海外(当初はアメリカ合衆国)へ研修生を派遣、第4回以降はオーストリアへ派遣先を変更し、1991年(平成3年)にはアーミデル市の2校、1993年(平成5年)にはサウスポート市の1校と姉妹校提携を行った[4]。国際理解学習を教育活動の柱の一つとし、オーストラリアからの交換留学生(長期・短期)を受け入れるとともに、オーストラリアへの海外短期研修も実施していた[4]。
2005年(平成17年)に富山県立平高等学校、富山県立福野高等学校、富山県立福光高等学校と共に「富山県立南砺総合高等学校」の提携事業に参加し、「富山県立南砺総合高等学校井波高等学校」となった。
2010年(平成22年)に富山県立南砺福野高等学校との統合が決定し、全学科生徒募集停止。2012年(平成24年)3月31日に閉校した。高原兄が井波高校閉校の歌「この場所から見える景色」を作曲した。
年表
- 1948年(昭和23年)9月 - 富山県立福野高等学校井波分校として発足[1]。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 福野高等学校から独立し、富山県立井波高等学校と改称[3]。
- 1961年(昭和36年)
- 3月 - 校旗、校歌制定[1]。
- 6月 - 体育館新築工事竣工[1]。
- 1962年(昭和37年)3月 - 本館~体育館渡り廊下増築工事竣工、校舎増築第2期工事竣工[1]。
- 1965年(昭和40年)3月 - 校舎増築第3期工事竣工[1]。
- 1967年(昭和42年)10月 - グラウンド整備工事竣工[1]。
- 1972年(昭和47年)3月 - 武道場「清心館」新築工事竣工[1]。
- 1973年(昭和48年)3月 - 特別教室棟増築工事竣工[1]。
- 1984年(昭和59年)11月 - グラウンド夜間照明及び変電設備工事竣工[1]。
- 1985年(昭和60年)3月 - セミナーハウス「八乙女会館」新築工事竣工[1]。
- 1989年(平成元年)3月 - 特別教室棟新築工事竣工[1]。
- 1993年(平成5年)
- 3月 - テニスコート造成工事竣工[1]。
- 7月 - 体育館改築工事竣工[1]。
- 1996年(平成8年)4月 - 家政科を生活文化科に改編[1]。
- 1999年(平成11年) - 管理教室等内部改修・耐震補強工事竣工[1]。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 「富山県立南砺総合高等学校」の提携事業に参加し、「富山県立南砺総合高等学校井波高等学校」となる。生活文化科を募集停止し、福祉科を新設[1]。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 富山県立南砺福野高等学校との統合に伴い、全学科生徒募集停止[1]。
- 2012年(平成24年)3月31日 - 閉校[1]。
部活動
- 運動部 - 野球、新体操、ソフトボール、バドミントン、バレーボール、ソフトテニス、テニス、卓球、剣道、陸上競技、バスケットボール
- 文化部 - 吹奏楽、自然科学、放送、音楽、美術、演劇
校歌
作詞:大島文雄、作曲:松本民之助
姉妹校・交流校
以下の高校とCulture Exchange Programを締結し、「姉妹校」となっていた[4]。
脚注
関連項目
外部リンク