宿毛市立宿毛小学校(すくもしりつ すくもしょうがっこう)は、高知県宿毛市桜町にある公立小学校。
土佐藩の家老、伊賀氏固が天保2年(1831年)に領内で設立した郷学校「講授館」まで遡る歴史を有する。2006年現在、児童数は449名。
なお学校の敷地は、かつて野中兼山が土佐藩で失脚し没した後、一族が幽閉されていた地に当たり、校内には記念碑が立つ。
沿革
- 1831年(天保2年) - 宿毛領主の伊賀氏固が郷学校「講授館」を設立する。
- 1863年(文久3年) - 「文館」に改称。
- 1867年(慶応3年) - 「日新館」に改称。
- 1870年(明治3年) - 日新館が藩校として復興。
- 1872年(明治5年)10月 - 学制施行に伴い藩校を廃止。
- 1873年(明治6年)7月 - 日新館跡地に、幡多郡第33区立学校日新学舎を設置。
- 1874年(明治7年)2月 - 宿毛小学校と改称。
- 1878年(明治11年) - 宿毛村立宿毛小学校に改称。
- 1887年(明治20年) - 幡多郡第三高等小学校を併設。
- 1892年(明治25年)4月 - 幡多郡第三高等小学校を、宿毛高等小学校に改称。
- 1894年(明治29年) - 宿毛村立宿毛尋常高等小学校に改称。
- 1899年(明治32年) - 幡多郡宿毛村の町制施行に伴い、宿毛町立宿毛尋常小学校に改称。
- 1917年(大正6年)7月 - 小深浦尋常小学校・大島尋常小学校を合併、分教場とする。
- 1924年(大正13年)12月 - 校歌制定(芳賀矢一作詞・中田章作曲)。
- 1926年(大正15年) - 大島分教場が大島尋常小学校として分離。
- 1937年(昭和12年) - 小深浦分教場が宇須々木尋常小学校と合併し、咸陽尋常小学校(現・宿毛市立咸陽小学校)と改称。
- 1941年(昭和16年)4月 - 宿毛町宿毛国民学校に改称。
- 1947年(昭和22年)4月 - 宿毛町立宿毛小学校に改称。
- 1954年(昭和29年)3月 - 幡多郡宿毛町の市制施行に伴い、宿毛市立宿毛小学校に改称。
- 1975年(昭和50年) - 校旗制定。
- 2021年(令和3年) - 宿毛市立松田川小学校を統合[1]
- 2024年(令和6年) - 宿毛市立橋上小学校を統合[2]
周辺
アクセス
関連項目
脚注
- ^ 高知新聞 宿毛市・松田川小学校の閉校惜しむ 児童や保護者ら記念行事 2021年3月1日
- ^ NHK 高知放送局 こうちWEB特集 【出張!とさっこ放送局】閉校直前 橋上小学校全児童が発信! 2024年2月20日
外部リンク