宗禅寺
宗禅寺(そうぜんじ)は東京都羽村市にある臨済宗の寺院。山号は医王山[1]。鎌倉の建長寺を本山、あきる野市五日市小和田の廣徳寺を本寺とする[3]。 開創は1615年(元和元年)[1]。1615年五日市廣徳寺より玉岫(ぎょくしゅう)玄球和尚を開山に迎える[3]。開創当初は現在地より多摩川寄り、旧奥多摩街道の堂坂下にあったが、1674年の多摩川の氾濫による水害や、玉川上水開削の影響よって1695年現在地に移転している。創建当時には川崎村には寺院がなく、江戸幕府の政策によって当時の川崎村(現、羽村市川崎、玉川、神明台、双葉町)の村民の菩提寺として創建された[3]。 歴史的には境内にある薬師堂のほうが宗禅寺の成立よりも古く、ご本尊は釈迦如来ではあるが、山号の医王は薬師如来のことであり、薬師堂(薬師如来)がお寺の象徴として古くから親しまれている[3]。 10月の第1土曜日には薬師如来大祭が執り行われている。奥多摩新四国88ヶ所霊場巡り第33番札所。 境内〇薬師堂(川崎一本木堂) 室町年間に再建。羽村には江戸時代以前建立の建造物が確認されていないため、羽村市内において最も古い建造物である可能性が高い。大洪水災害の折に流れてきた一本の流木から建立されていると云われ、一本木堂と呼ばれる。その災害にて亡くなられた方の菩提を弔うためにお堂が建立されたとの伝承がある。 〇天神様などをまつる三社堂、悪病退散地蔵、庚申塚、経塚、芭蕉句碑などがある[2]。 行事年間行事
月間行事
週間行事他にも御詠歌、尺八、俳句の会、手打ちうどん教室、新聞サロン、こころの相談室(タロットセラピー)など トピック・令和3年より3年間、劇団・水族館劇場が宗禅寺の駐車場にて特設舞台を作り公演をしていた。 文化財アクセス
脚注
参考文献
関連文献 |