『娘が家出した夏 家庭ってなァに?』(むすめがいえでしたなつ かていってなぁに)は、1981年(昭和56年)7月1日から1981年8月12日までの間、TBS系列の『水曜劇場』枠で放送されたテレビドラマである。全7話。
概要・内容
原作は藤原審爾の著作『落ちこぼれ家庭』(新日本出版社)。当時の社会における、家庭の意味とは何かを問いかけたシリアスな人間ドラマ[1][2]。
東京都内にある名谷家はごく平凡な夫婦共稼ぎの一家で、一戸建てのマイホームに住んでいる。3人の子供たちも素直で順調に育っているように見えたが、ある日、高校3年の長女・宗子が突然家出。両親は最初その家出の原因がわからず戸惑ったが、宗子の日記に「私の家に"家庭"はない」と書き残されているのが見つかった[1]。宗子は亜子と一緒にアパートの一室を借りて自立した生活を始める。一方名谷家では、別居している長男・裕士を呼び寄せて話し合いをするが…。幸せそうに見えた一家は次第に崩れ始めていく[3]。
キャスト
スタッフ
サブタイトル
各話 |
放送日 |
サブタイトル |
演出
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第1話 |
1981年7月1日 |
家庭ってなァに? |
市川哲夫
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第2話 |
1981年7月8日 |
私を探さないで
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第3話 |
1981年7月15日 |
父の恋人 |
鈴木利正
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第4話 |
1981年7月22日 |
ずぶ濡れの激情 |
市川哲夫
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第5話 |
1981年7月29日 |
日曜日の訪問者 |
鈴木利正
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第6話 |
1981年8月5日 |
眠れない夜 |
市川哲夫
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第7話 |
1981年8月12日 |
娘たちの明日 |
鈴木利正
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脚注
- ^ a b 1981年7月1日 朝日新聞テレビ欄の本作の紹介記事より。
- ^ 「テレビ・ネットワーク/『イエスの方舟』『虹色の森』ほか」『映画情報』第46巻第8号、国際情報社、1981年8月1日、69頁、NDLJP:2343769/69。
- ^ 1981年7月1日 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞各テレビ欄、『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE(学研パブリッシング)編集部編)