『しあわせ戦争』(しあわせせんそう)は、TBS系列で1980年9月3日から1980年12月24日まで放映されたテレビドラマ。毎週水曜日21:00 - 21:54の、「水曜劇場」の枠で放映された。全17話。
概要
舞台はラジオ局「ラジオ東洋」で、そこのラジオ番組「青春リポート990」の制作スタッフである大原隆(ディレクター)、京子(プロデューサー)、晴夫、小笠原(チーフプロデューサー)らが中心。この番組を通して浮き彫りにされる失恋、家出、自殺など若者たちの悩み、怒り、事件などを交えて、若者たちのひた向きに生きる様などを描いた。
タイトルの「しあわせ戦争」は「青春を燃やして大きな幸せをつかむために戦う若者たち」の意味によるものとされている[1]。
なお、本作は当初「全25回」とされていたが[2]、視聴率は平均7〜8%(ビデオリサーチ、関東地方)と低迷し、17回で打ち切りとなった[3]。
キャスト
スタッフ
主題歌
- 財津和夫「一枚の絵」(作詞・作曲・編曲:財津和夫)
- 挿入歌:財津和夫「そして また あなたへ」(作詞・作曲・編曲:財津和夫)
サブタイトル
各話 |
放送日 |
サブタイトル |
演出 |
ゲスト
|
視聴率
|
第1話 |
1980年9月3日 |
放火魔 |
前川英樹 |
野上寛子:吉田康子、野上逸男:土門峻
|
13.6%
|
第2話 |
9月10日 |
走る女 |
高畠豊 |
野上逸男:土門峻
|
9.4%
|
第3話 |
9月17日 |
未婚の父 |
井下靖央 |
三郎:奥田英二
|
10.1%
|
第4話 |
9月24日 |
男・女・男 |
山田護 |
三郎:奥田英二、英子:森下愛子
|
6.2%
|
第5話 |
10月1日 |
カラオケの女王 |
前川英樹 |
晴絵:三宅悦子
|
6.1%
|
第6話 |
10月8日 |
ニセ女子高生 |
高畠豊 |
岸本衆:吉田拓郎
|
7.4%
|
第7話 |
10月15日 |
ラジオ結婚式 |
井下靖央 |
|
6.2%
|
第8話 |
10月22日 |
ひとり寝の子守唄 |
山田護 |
愛子:結城しのぶ、久保田昭二:市山登
|
7.0%
|
第9話 |
10月29日 |
記憶喪失 |
前川英樹 |
富子:本山可久子、宅麻伸
|
8.7%
|
第10話 |
11月5日 |
花婿・六十三歳 |
高畠豊 |
信太郎:下元勉、秀子:影山仁美、啓二:奥野匡
|
7.4%
|
第11話 |
11月12日 |
秘密特集 |
前川英樹 |
佐久間:奥村公延、佐久間恵美:青木菜々
|
6.5%
|
第12話 |
11月19日 |
女たちの反乱 |
山田護 |
万里子:秋山裕美
|
7.2%
|
第13話 |
11月26日 |
自転車泥棒 |
高畠豊 |
茂樹:二戸義則
|
7.9%
|
第14話 |
12月3日 |
結婚詐欺 |
前川英樹 |
洋子:萩尾みどり
|
4.5%
|
第15話 |
12月10日 |
爆発 |
山田護 |
柿沼善郎:佐久田脩
|
8.6%
|
第16話 |
12月17日 |
怒り |
高畠豊 |
柿沼善郎:佐久田脩
|
7.0%
|
第17話 |
12月24日 |
出発 |
前川英樹 |
|
5.6%
|
脚注
- ^ 1980年9月3日 読売新聞テレビ欄での本番組の紹介記事より。
- ^ 1980年9月3日 毎日新聞テレビ欄での本番組の紹介記事より。
- ^ 週刊TVガイド 1980年11月14日号 p.27「REPORT・視聴率低下!!師走に打ち切られる二番組!!」