妙高寺は、新潟県小千谷市大字川井にある曹洞宗の寺院。山号は駒形山。本尊は愛染明王。
歴史
創建は正平年間(1346年~1370年)。内ヶ巻城主の田中義房が開基となり、天海が開山した。当初は真言宗だったが、1594年、洞照寺の五世果翁良柵が曹洞宗に改宗した。1924年、火災により本堂、庫裡、山門などが焼失し、現在地に再建した。
文化財
重要文化財(国指定)
- 木造愛染明王坐像
- 像高119センチメートル、檜材寄木造。鎌倉時代の作。寺伝によれば、もとは伊豆国田中荘の愛染堂に安置され、源頼朝も信仰していたという。その後、田中義房が内ヶ巻城の守護仏として、この地へもたらしたという。愛染明王像を背負ってきた山伏 来朝坊が、内ヶ巻城の麓で休憩し、再び愛染明王像を背負おうとしたが、重くて動かないため、城主義房に報告すると、愛染明王がここに安置しろと告げているのだとして、その地に堂を構えて安置したという。古くから染織関係者、醸造関係者などからの信仰があった。
アクセス
関連項目
- 川井大橋 - 親柱のレリーフのモチーフに木造愛染明王座像が採用されている。
外部リンク
座標: 北緯37度15分24.3秒 東経138度49分14.5秒 / 北緯37.256750度 東経138.820694度 / 37.256750; 138.820694