妙経寺 (市原市)
妙経寺(みょうきょうじ)は、千葉県市原市の姉崎地区姉崎東にある顕本法華宗寺院である[1]。山号は一乗山[1]。 概要姉ケ崎駅東口から神明通りを直進した場所に所在する[1]。室町時代の1460年(寛正元年)に日暁上人が開基し、かつては生い茂る緑に覆われた広い敷地に多くの御堂が立ち並んでいた[2]。江戸時代には、この地にあった鶴牧藩の人々の崇拝を受け、要職であった多くの藩士が眠っている[1]。ほかにも、徳川光圀や小林一茶などが旅の途中に立ち寄ったことで知られる[2]。 歴史妙経寺周辺にはもともと古くから人々が多く住んでいた形跡があり、縄文時代の姉崎妙経寺貝塚や、古墳時代の姉崎一帯の「姉崎古墳群」に含まれる姉崎妙経寺古墳群など、多くの遺跡がある。 妙経寺は1460年に日暁上人によって開基され、1591年には徳川家康から寺領10石が寄進された。1674年には徳川光圀が宿泊した。その当時の伝承を光圀は自らの著書に書き留めており、それによると、古くは真言宗寺院であったものの、日暁によって顕本法華宗寺院に改宗されたと書かれている。また、1868年の戊辰戦争で亡くなった徳川義勇軍戦没者の墓などが残っているほか、1995年の発掘調査では17世紀頃のものと思われる陶磁器類が多く出土しており、姉崎妙経寺遺跡として登録されている。[1][2][3][4][5] 沿革
姉崎妙経寺貝塚市内の他の貝塚と異なり、海に比較的近く、竪穴建物等も発見されている[2]。 姉崎妙経寺古墳群「姉崎古墳群」を参照。 姉崎妙経寺遺跡ゆかりのある人物など交通鉄道バス
脚注
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