奥山荘城館遺跡
奥山荘城館遺跡(おくやまのしょうじょうかんいせき)は、新潟県胎内市あかね町・本郷町、新発田市加治川にある中世の荘園跡である。1984年10月3日に国史跡に指定され、2006年1月26日に追加指定がなされた。 概要奥山荘城館遺跡は、新潟県北部に位置し、中世東国を代表する荘園の奥山荘の荘域に形成された、城館遺跡・信仰関係遺跡・生産遺跡等の13か所が史跡指定されている。江上館跡は、中条町の南部、旧潟湖に隣接する扇状地の扇端部の標高約18メートルの微高地に占地し、三浦和田氏の惣領家である中条氏の居館跡と伝えられている[1]。 1991年~1996年(平成3年~8年)まで中条町教育委員会が継続的に行った発掘調査によって、約1町四方の主郭とそれに附属する南郭・北郭からなる館跡の全体像がほぼ判明した。13世紀から16世紀前半の中国陶磁器・珠洲焼等が大量に出土し、4か所の橋跡、南門・北門跡、数次にわたる堀・土塁の改修補強の様相が確認された[1]。 2002年(平成14年)には江上館跡に「奥山荘歴史の広場」がオープンした[2]。 リスト史跡指定されている遺跡には以下が含まれる。
脚注
関連項目外部リンク
|