天祖神社(てんそじんじゃ)は東京都葛飾区の神社。
歴史
創建年代は不明であるが、葛西御厨の成立(1165年)以降に創建されたと推測される。曲金村の鎮守であった[2]。創建当時の社名は神明社あるいは明神社とされ、後に三社明神、江戸時代には三社大明神と呼ばれるようになり、さらに1873年(明治6年)に天祖神社と呼び名が改められた[3]。
社宝の一つに1839年(天保10年)に奉納された「板絵着色雨乞図絵馬額」がある。雨乞いの模様を描写した絵馬である[2]。これまでに何回か修復が行われ、最近では2019年(令和元年)に修復が実施された[4]。葛飾区指定有形民俗文化財[4]。
文化財
- 板絵着色雨乞図絵馬額
- 葛飾区指定有形民俗文化財[4]
- 高砂天祖神社棟札 1枚
- 葛飾区指定有形文化財
交通アクセス
脚注
- ^ a b 入本英太郎、橋本直子 著『葛飾区史跡散歩(東京史跡ガイド22)』学生社、1993年、73-74p
- ^ 高砂文化研究会 編『天祖の杜 葛飾高砂の人びとが語る郷土史』高砂天祖神社、2021年、63p
- ^ a b c 雨乞図絵馬額 修復しました葛飾区区協働ホームページ
参考文献
- 入本英太郎、橋本直子 著『葛飾区史跡散歩(東京史跡ガイド22)』学生社、1993年
- 高砂文化研究会 編『天祖の杜 葛飾高砂の人びとが語る郷土史』高砂天祖神社、2021年
関連文献
外部リンク
- “天祖神社”. 東京都神社庁. 2020年6月17日閲覧。
- “文化財一覧”. 葛飾区史. 2020年6月17日閲覧。
関連項目
- 関根柳介 - 1909年(明治42年)に「板絵着色雨乞図絵馬額」を修復する際のスポンサーとなった。