天津神社 (徳島市)
天津神社(あまつじんじゃ)は、徳島県徳島市多家良町の中津峰山山頂に鎮座する神社である[1]。 歴史創建年は不詳。祭神である三十八柱は九曜二十八宿の星々と如意輪観音の38の神仏を合祀した神で、如意輪観音の本地とされている。そのため、古来より神社が鎮座する中津峰山が観音菩薩の居所である補陀落山に擬せられており、観音の霊場として知られていた。また中津峰山の中腹には高野山真言宗の如意輪寺もあり、徳島県屈指の霊峰であるとされる[2]。 伝承によると祭神の三十八柱とは、「天上、地下の神二柱、常世としての八方の神八柱、二四節の神二十四柱、鍛冶の神より生ずる鏡神、兵器をつかさどる主神の二柱、さらに酒造神の合計三十七神に加えて、津ノ峯の幸魂と日峯の奇魂を持つ大己貴神を併せ持った大物主神」で構成されている[2][3]。 また三十八柱を祀る天津神社は全ての神を集めた神社として「三十八社」と呼ばれ、鎮座する中津峰山は「三十八仙山」とも呼ばれている[2]。 祭神
交通
脚注
外部リンク
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