『大きな玉ねぎの下で』(おおきなたまねぎのしたで)は、2025年2月7日に公開予定の日本映画[1]。監督は草野翔吾、主演は神尾楓珠と桜田ひより[1]。
爆風スランプの楽曲「大きな玉ねぎの下で」をモチーフに、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手への恋心と、令和と平成を舞台に2つの恋が交錯していく姿が描かれる。
楽曲・映画のタイトルにある「大きな玉ねぎ」は、日本武道館の屋根の上の擬宝珠を指している[2]。
あらすじ
大学4年生の男子・堤丈流と看護学生の女子・村越美優は、「Double」という名前の店で夜間のバーと昼間のカフェに分かれて働いている。2人は会ったこともなく、業務連絡用の「バイトノート」を通じて連絡するだけだったが、やがて、趣味や悩みも書き込むようになるなど少しずつ気を許していく。そしてお互いの素性を知らないまま2人は武道館で会おうとする。
一方、あるラジオ番組では1989年の平成初期、高校生の時のペンフレンドとの恋、写真でしか顔を知らないけれど好きな人と武道館で初めて会う約束をした話が放送される。
キャスト
※読み仮名は小説『大きな玉ねぎの下で 』に登場する同名の登場人物のものを使用[3][注 1]。
主要人物
- 堤丈流(つつみ たける)
- 演 - 神尾楓珠
- 大学4年生。就活生だが、将来に希望が持てない。夜はバーとなる「Double」で働いている。
- 村越美優(むらこし みゆ)
- 演 - 桜田ひより
- 看護学生。自分の夢に向かって真っ直ぐ頑張っている。昼間はカフェとなる「Double」で働いている。
「もう1つの恋」の関連人物 (1989年)
- 池尻今日子(いけじり きょうこ)
- 演 - 伊東蒼[4][5]
- 秩父に住む高校生。病気で辛い日々を過ごしながらも、ペンフレンドに淡い想いを寄せる。
- 虎太郎(こたろう)
- 演 - 藤原大祐[5]
- 三浦に住む高校生。親友の大樹の頼みで今日子への手紙を代筆するうちに彼女に恋してしまう。
- 府川大樹(ふかわ だいじゅ)
- 演 - 窪塚愛流[5]
- 虎太郎の親友。虎太郎と同じ放送部に所属する。
- 谷崎明日香(たにざき あすか)
- 演 - 瀧七海[5]
- 今日子の親友。ヤンキー少女。今日子のことを細やかに気遣い、支える。
丈流と美優の関係者(2024年)
- 篠田沙紀
- 演 - 山本美月[6]
- 美優が働くカフェ「Double」の先輩。
- 重田
- 演 - 休日課長[6]
- 丈流が働くバー「Double」の店長。
- 望月
- 演 - 和田正人[6][7]
- ベンチャー企業社長。バー「Double」に来店し、丈流のことを気に入る。
- 喜一
- 演 - 中川大輔[7]
- 丈流の大学のクラスメイト。
- 小柴
- 演 - 伊藤あさひ[7]
- 丈流や喜一の友人。
- 丈流の父
- 演 - 原田泰造[6][8]
- 体の弱い妻を支える真面目で優しい父。丈流の決断を後押しする。
- 丈流の母
- 演 - 西田尚美[6][8]
- 病弱ながらも丈流を優しく見守る母。
その他
- ラジオ番組のナビゲーター
- 演 - 江口洋介[8]
- 丈流と美優の共通の話題となるラジオ番組のナビゲーター。
- アーティスト A-ri(アリ)
- 演 - asmi[6][8]
- 武道館でのライブを控える人気アーティスト。江口とともにラジオのパーソナリティを務める。
- 楽曲やラジオを通じて丈流と美優をつなぐキーパーソンとなる。
- 救急救命士
- 演 - 飯島直子[9]
- 丈流と美優の恋のきっかけとなる救急救命士。
スタッフ
関連作品
脚注
注釈
- ^ 映画の役名の読み仮名は公表されていない。
- ^ ストーリーは異なっても、登場人物は映画と同名の人物[3]。
出典
外部リンク