塩原元湯温泉
塩原元湯温泉(もとゆおんせん)は、栃木県那須塩原市(旧国下野国)にある塩原温泉郷の一つの温泉。 元湯温泉は塩原温泉駅のある古町温泉より車で更に約15分ほど奥に入ったところに現在3軒の温泉旅館がある。塩原温泉発祥の地と言われている。 泉質当地にある旅館大出館所有の源泉には、黒湯としては珍しい湯の花による黒湯が存在する。 効能
※注 : 効能はその効果を万人に保証するものではない 温泉街塩原温泉郷の奥に3軒(「元泉館」「ゑびすや」「大出館」)の温泉宿がある。 歴史「元湯」の名前が示すように、塩原温泉郷の発祥の湯である[1]。 西暦806年(大同元年)に如葛仙なる人物が温泉を発見したことにより始まったとする説[2]のほか、発見者を猟師とする説がある。如葛仙の正体は明らかでなく、民話の伝承者によると737年(天平9年)に没したとされ、矛盾が生じる。このため地元の郷土史研究会では、矢板市長井にある寺山観音寺を806年に開山した徳一大師が発見者ではないかと推測している[3]。 かつては元湯千軒(実際は80軒程度)といわれるように多数の温泉宿があったが、1659年(万治2年)の地震による山津波により埋没し、温泉も湧出しなくなり家主などの住民も各地へ移住した[4]。後年、塩原元湯温泉神社を再建したところ、温泉も湧出するようになり、前述のように現在は3軒の温泉宿がある[2]。 交通アクセス
脚注
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