在原棟梁
在原 棟梁(ありわら の むねはり)は、平安時代前期の貴族・歌人[2]。平城天皇の後裔で、右近衛中将・在原業平の長男。官位は従五位上・左衛門佐。中古三十六歌仙の一人。 経歴清和朝の貞観11年(869年)春宮舎人に任ぜられ、春宮・貞明親王に仕える。陽成朝で左近衛将監・左兵衛権大尉と武官を歴任する。 元慶8年(884年)光孝天皇の即位に伴って蔵人に任ぜられる。翌仁和元年(885年)従五位下・雅楽頭に叙任されると、仁和2年(886年)左兵衛佐、寛平8年(896年)左衛門佐と光孝朝後半から宇多朝にかけて再び武官を歴任。寛平9年(898年)従五位上に至る。昌泰元年(898年)卒去。 歌人として、勅撰和歌集に『古今和歌集』4首・『後撰和歌集』2首・『続後拾遺和歌集』1首が採録されている[3]。 官歴注記のないものは『日本三代実録』による。
系譜脚注参考文献 |