土棚 (神奈川県)
土棚(つちだな)は、神奈川県藤沢市北部から綾瀬市南部にかけての地名。 地理引地川中流域、および蓼川下流域の相模野台地と谷戸地形の地域を指す地名。現在の行政区画では藤沢市北部と綾瀬市南部にまたがる。綾瀬市部は住居表示が実施済みであるが、藤沢市部は未実施である(2015年4月現在)。 神奈川県道22号が地域内を横断し、藤沢市と綾瀬市の境界にもなっている。 東部を小田急江ノ島線が縦断し、下土棚の北東部には長後駅が存在する。 最南端部分の藤沢市大字土棚はほぼ全域をいすゞ自動車藤沢工場の敷地が占め、周辺とともに工業地帯となっている。 なお、藤沢市下土棚の飛地が綾瀬市上土棚南5丁目内に存在する。 含まれる行政区域
河川
歴史相模国高座郡に属し、平安時代末頃〜鎌倉時代は渋谷氏の支配する渋谷荘であった。後北条氏が支配する頃には「東郡土棚」とされたが、既に上土棚村と下土棚村に分かれていたようである。江戸時代末期に書かれた『新編相模国風土記稿』には高座郡渋谷庄上土棚村・下土棚村として記載されている[2]。 この地には山岳信仰の大山阿夫利神社への道である大山道(柏尾通り大山道)が通り、それが上下を分ける境となっていた。 廃藩置県後には上土棚村は高座郡綾瀬村に、下土棚村は高座郡六会村にと別々の市町村に組み込まれた。1954年には上土棚地区の代表が藤沢市への合併を求めたが実現には至らず[3]、現在に至るまで別々の行政区域に分かれたままである。 名称の由来複数の説がある。 交通鉄道バス
道路施設綾瀬市藤沢市
史跡・名所綾瀬市藤沢市脚注出典
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