土井中 照(どいなか あきら、1954年12月28日 - )は、日本の著作家、グラフィックデザイナー、プランナー。本名、田中 晃(たなか あきら)。
来歴
愛媛県今治市出身。同志社大学文学部中退。同県松山市のデザイン会社でデザイナー、プランナー、その後田窪工業所で宣伝課長を務める。2002年にフリーライターとして独立。四国にまつわる歴史と文化の豊富な知識を活かし、執筆のみならず商品開発、ウェブサイト作成、CD制作、講演、テレビ・ラジオ出演など活動は多岐にわたり[1][2][3]、地元メディアから「愛媛の雑学王[4][5][6]」とも呼ばれる。
1980年にパルコ出版主催の日本パロディ展でポスター「I LOVE TOKYO」が佳作[7]、2003年に今治城築城・開町400年シンボルマーク公募で最優秀賞[8]。
2014年に全国の個性的な焼き鳥店ガイド本「やきとり王国」(アトラス出版)が公益信託愛媛出版文化賞基金・愛媛新聞社主催の愛媛出版文化賞部門賞[9]、2018年に俳聖・正岡子規の食生活にスポットを当てた「大食らい子規と明治」(同)が同賞奨励賞を受賞[10][11]。
全国やきとり連絡協議会元事務局長で、食文化、特に焼き鳥文化の研究も続けている[12][13]。
著書
- 『やきとり天国』 メイドインしまなみ事務局 1999年4月
- 『今治の謎』 メイドインしまなみ事務局 1999年6月
- 『再び今治の謎』 メイドインしまなみ事務局 2002年6月
- 『松山地名町名の秘密』 アトラス出版 2002年12月
- 『風水都市松山の秘密』 アトラス出版 2003年2月
- 『今治城の謎』 メイドインしまなみ事務局 2003年11月
- 『えひめ名字の秘密』 アトラス出版 2004年6月
- 『愛媛たべものの秘密』 アトラス出版 2004年8月
- 『えひめ地名の秘密』 アトラス出版 2005年1月
- 『なるほど愛媛の県民性』 アトラス出版 2005年6月
- 『マンガで読み解く愛媛方言 愛媛ことば図鑑』 アトラス出版 2005年8月
- 『松山っ子検定その1 新松山郷土・文化検定』 アトラス出版 2006年1月
- 『五七五 伊予弁かるた』 テレビ愛媛 2006年1月
- 『そこが知りたい 子規の生涯』 アトラス出版 2006年10月
- 『まるかじり香川』 アトラス出版 2009年12月
- 『えひめの伝説 妖怪編』 アトラス出版 2010年7月
- 『のぼさんとマツヤマ』 アトラス出版 2011年8月
- 『愛媛『地理・地名・地図』の謎』 文芸之日本社 2014年10月
- 『松山〈新〉地名町名の秘密』 アトラス出版 2014年12月
- 『大食らい子規と明治』 アトラス出版 2017年3月
出演・掲載
テレビ
ラジオ
- 『AMサイズ。』(メインMC) 南海放送 2009年~2014年
- 『土井中照の雑学ウエイ』(メインMC) 南海放送 2014年~2016年
- 『Honda Smile Mission』 エフエム東京 2015年5月20日[20]
新聞
- 『四季録』(朝刊週間連載) 愛媛新聞 2013年9月〜2014年2月
- 『子規の食べっぷり 一冊に』 愛媛新聞 2017年6月5日
雑誌
単行本
- 『新松山紀行』(寄稿「松山城天守は、なぜ残ったのか」) アトラス出版 2012年5月
- 『大洲城下物語』(寄稿「近世の大洲・大洲藩と歴代藩主」「いろは丸と大洲藩」) エス・ピー・シー 2019年3月
脚注
外部リンク