団 しん也(だん - や、本名:五十貝 勝(いそがい まさる)[1]、1944年〈昭和19年〉4月16日 - )は、群馬県富岡市出身の芸能人。
歌手、ジャズシンガー、芸人、コメディアン、声帯模写、司会者、俳優、声優などの多彩な顔を持つ。日本屈指のエンターテイナーかつ、本格的なボードビリアンとしてテレビ・舞台・ライブなどで多岐に活躍している。
富岡市ふるさと大使。
略歴
人物
- 古賀の内弟子となったものの、歌手としてすぐにデビューできなかったため、演芸場やキャバレーで漫談やサミー・デイビス・ジュニアがやるようなものまねを披露する。当時としては珍しい洋楽のものまねが受けて、立川談志や毒蝮三太夫が司会を務める日本テレビ『やじうま寄席』に出演するなど人気を博す。
- ステージでは常にタキシードを着用。素晴らしいエンターテイナーたちに対する敬意と憧れに基づくものであり、売れない時期にスナック回りなどをしていた際も、それで通したという。
- 高平哲郎、滝大作、赤塚不二夫らで結成された集団「面白グループ」の中心的メンバー。
- タモリが司会する日本テレビ『今夜は最高!』には頻繁にゲスト出演し、番組終了までの最多出演者となる。またテレビ朝日『徹子の部屋』にも6度出演している。
- 1980年より、フジテレビ『新春オールスターかくし芸大会』には毎年のように出演していた。
ものまねのレパートリー
他、あまり人のやらない外国人のもの真似など、無数にある。
- 団はその強烈な個性と、確かなモノマネの技術によって第一次ものまねブームを牽引した。他に佐々木つとむ(神奈月の師匠)、はたけんじ、堺すすむとともに元祖ものまね四天王とも呼ばれる。
主な音楽作品
- 『あいつにゃあいつの夢がある』(ポリドール、デビュー作)、B面『東京23区』。
- 日本レコード大賞新人賞にノミネート。石原裕次郎の1959年8月のシングル『俺らにゃ俺らの夢がある』に着想を受けた作品。
- 『夜・・・・酒組』(1980年、キャニオンレコード)、B面『暗・暗・暗』。
- フジテレビ『火曜ワイドスペシャル』の枠にて放送された『スター作詞作曲グランプリ』から誕生した楽曲。芸能人が作詞・作曲するという企画であり、作詞をタモリ、作曲を小野ヤスシが担当している(B面は番組とは関係しないが、同作詞作曲)。
- 『Dancin' Yah』(1983年、ビクター音楽産業)ファーストアルバム
- 滝大作プロデュース作品。
- 『リーセントメモリーズ』(1985年、CBSソニー)芸能生活20周年記念ジャズアルバム
- ジャズ評論家野口久光より絶賛の評価を受ける。スイングジャーナル誌の年間人気投票・男性ジャズボーカル部門で第2位を獲得。
- 『ロック・トンデレラ〜買ってから聴くか!聴いてから買うか!〜』(キャニオンレコード)(「団しん也とパロディー・シスターズ」名義のCMパロディ曲)、B面『酔いどれ数え唄』1978年2月10日発売
- 『飛べ!!宇宙のレッドバロン』(日本テレビ『スーパーロボット レッドバロン』第27 - 39話OP)
- 『斗え!レッドバロン』 (同番組第27 - 39話ED)「団しん也、グリーンピース」名義。
- 『ホンダラ・スーダラ行進曲』(1990年、ソニー・ミュージックレコーズ)
- 「団しん也&ザ・マイクハナサーズ」名義でクレージーキャッツのヒット曲10曲を植木等風にメドレー形式で歌った。しかし3ヵ月後に、本家・植木がメドレー『スーダラ伝説』をリリース、話題を奪われる結果となった。
- 『いいもんだな故郷は』(1999年 - 2001年)(明治製菓「カール」CMソング)
- 『Dan Shinya 40th Anniversary Live』(2007年、団プロモーション)2枚組DVD
演劇
映画
主なテレビ出演
ドラマ
CM
バラエティ番組
その他
ラジオ
著書
- 『だん凸かくし芸』 (豆たぬきの本). 広済堂出版, 1981.1
出典
外部リンク