四川九寨黄龍空港
四川九寨黄龍空港(しせんきゅうさいこうりゅうくうこう)は中華人民共和国四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県川主寺鎮に位置する空港。一般には「九寨黄龍空港」「九黄空港」と略される。九寨溝と黄龍への玄関口である。 歴史
概要成都双流国際空港から240km離れている。2009年現在、成都をはじめとして重慶、北京、上海、杭州からの便がある。年間利用者数は155万9117人(2007年)[1]。 高額な運賃成都双流国際空港からの飛行時間はわずか40分であるが、正規料金は1,080元、夏季のシーズン中は割引料金でも980元前後(いずれも2009年現在)と世界的に見ても高額な運賃設定である。それでも冬季以外は全便がほぼ満席状態であり、航空会社にとっては経費の3-4倍の収入があるドル箱路線となっている。ただし、シーズンオフは半額以下の割引運賃も存在する。 天候と運航スケジュール地理的に気象条件が悪く、霧による視界不良や気流の不安定による運航スケジュールの乱れが頻発している。 滑走路の標高空港の所在地は海抜3447.65mである。これは中華人民共和国では稲城亜丁空港(4411m、四川省・世界第1位)、チャムド・バンダ空港(4334m、チベット自治区・世界第2位)、ダルツェムド空港(4280m、四川省・世界第3位)、ガリ空港(4274m、チベット自治区)、ラサ・クンガ空港(3570m、チベット自治区)に次いで6番目に高い。このため空気が薄く、離陸に必要な揚力が得にくいため、空港の規模に不釣合いな3,200mの長大な滑走路が設けられている。 施設総面積4388平方メートルの2階建てのターミナルビルを持つ。自然光を取り入れた明るく広々とした造りで、レストラン、売店、各種チケットカウンター、ATM(クレジットカード使用可)などの設備がある。外観はチベットの伝統的な建築の意匠が取り入れられている。トイレはTOTO製。標高が高いため、出発エリアの待合室には有料の酸素吸入装置が設置されている。 空港からのアクセス
タクシー駐車場にタクシーが待機している。空港発の料金は行き先によって定められている。夏季は午後8時30分まで、冬季は午後6時30分までの運行。(運賃は2009年現在)
エアポートバスワンボックスカーで運行され、乗客が4-5人揃えば発車する。C票は正午までの出発に限られるので注意が必要である。(運賃は2009年現在)
就航都市
脚注
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