君は僕のもの
『君は僕のもの』(原題:Every Breath You Take)は2021年に公開されたアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はヴォーン・スタイン、主演はケイシー・アフレックが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Netflixでの配信が行われている[3]。 あらすじ精神科医のフィリップは妻(グレース)や娘(ルーシー)と一緒に暮らしていたが、不慮の事故で息子を亡くしてからというもの、かつての団欒は跡形もなかった。そんなある日、フィリップの下に患者の1人(ダフネ)が自殺したとの一報が飛び込んできた。治療が順調に進んでいるという自信があっただけに、この一件はフィリップにとって大きなショックであった。ほどなくして、ダフネの兄、ジェームズがフィリップの自宅を訪ねてきた。フィリップが突然の訪問に困惑する一方、ジェームズを不憫に思ったグレースは彼を夕食の席に招いた。 それからというもの、ジェームズは何かとグレースやルーシーに会いに来るようになった。フィリップはそんなジェームズに薄ら寒いものを感じていたが、その予感は最悪な形で的中してしまうのだった。 キャスト※括弧内は日本語吹替。
日本語吹替スタッフ 翻訳:五十嵐薫、演出:羽田野千賀子、録音助手:木村結香、録音・調整:榎本愼一 製作2012年6月22日、新作映画『You Belong to Me』の監督にロブ・ライナーが起用されたとの報道があった[4]。10月31日、ハリソン・フォードとザック・エフロンの起用が発表されたが[5]、それ以降パタリと続報が途絶えた。 2019年10月31日、企画が再始動することになり、ケイシー・アフレック、サム・クラフリン、ミシェル・モナハン、ヴェロニカ・フェレの出演が決まると共に、クリスティン・ジェフズが監督に起用されたと報じられた。その際、本作のタイトルは『You Belong to Me』から『Every Breath You Take』に変更された[6]。12月10日、降板することになったジェフズの後任として、ヴォーン・スタインが本作の監督を務めることになった[7]。同月、本作の主要撮影がカナダのバンクーバーで始まった[8]。 公開・マーケティング2021年3月8日、ヴァーティカル・エンターテインメントが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。13日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。 評価本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには31件のレビューがあり、批評家支持率は19%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「Aクラスの才能を揃えたにも拘わらず、『君は僕のもの』はありふれたサイコスリラー映画になってしまった。」となっている[11]。また、Metacriticには7件のレビューがあり、加重平均値は32/100となっている[12]。 出典
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