古川 琴音(ふるかわ ことね、1996年10月25日 - )は、日本の女優。神奈川県出身[1]。ユマニテ所属。
来歴
幼いころよりバレエを習っており、その延長線上で演技を始めようと中学、高校で演劇部に入部。就職を考えるタイミングで、自分が将来何をしていきたいかを考えた時に「無理かもしれないけど、役者をやってみたいな」と思い、事務所のオーディションを受け、合格しユマニテに所属。
2018年、主演を務めた短編映画『春』が「京都国際映画祭2018」クリエイターズ・ファクトリーのエンターテイメント映像部門で最優秀賞(グランプリ)を受賞[2]。同作はあわせて9つの映画祭でグランプリを受賞した他、監督・脚本の大森歩が文化庁メディア芸術祭2019新人賞、主演の古川がTAMA NEW WAVEベスト女優賞を受賞した[3]。同年、沖縄市観光PR動画「チムドンドン コザ」でデビューする[4]。
2019年に公開された映画『十二人の死にたい子どもたち』でメインキャストの一人であるミツエを演じ、注目を浴びる[5]。
2020年、『エール』で連続テレビ小説に初出演[6][7]。
2021年、出演作『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され[8]、同作は最高賞に次ぐ審査員大賞である「銀熊賞」を受賞した[9]。
2022年、NHK特集ドラマ『アイドル』でテレビドラマ初主演[10]。
2023年、『どうする家康』で大河ドラマに初出演[11]。
人物・エピソード
学生時代
- 元々バレエを習っていたこともあり、ステージに立つことが好きだったので、中学・高校・大学と演劇部に所属した[12]。「ただ、演劇が好きなだけで続けたわけではなく、仲間と一緒に活動することが楽しくて、気が付いたらずっと続けていたという感じ」という[12]。「舞台について専門的に学びたい」と思ったため立教大学に進学した[4]。大学では英語劇のサークル「ESSドラマセミナー」に所属していた[4][12]。女優になろうと心に決めたのは「大学のサークル活動を終え、就職を考えるタイミング」である[12]。2019年、立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業している[4]。
趣味・嗜好
出演
太字は主演。
テレビドラマ
配信ドラマ
映画
PV
舞台
テレビ出演
CM
広告
- ワコール「une nana cool (ウンナナクール)」(2021年4月8日 - )[86]
WEB
- ファン(2018年8月31日)[87]
- KIRINJI 20th企画盤「Melancholy Mellow I -甘い憂鬱-19982002 / II -甘い憂鬱-20032013」(2018年)[88]
その他
- Ground Y ☓ FRED PERRY 2020 Spring/Summer Pre Collection(2019年)ヴィジュアルモデル
作品
写真集
受賞歴
- 第2回 渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保2018-19(2019年)主演女優賞(『春』)[89]
- 第20回 TAMA NEW WAVE ベスト女優賞(『春』)[90]
- ELLE CINEMA AWARDS 2021 エル ガールライジングスター賞(『偶然と想像』)[91]
- 令和6年度(第73回)神奈川文化賞未来賞[92]
脚注
注釈
出典
外部リンク