北斗の拳 バイオレンス劇画アドベンチャー
『北斗の拳 バイオレンス劇画アドベンチャー』(ほくとのけん バイオレンスげきがアドベンチャー)は、1986年にエニックス(後のスクウェア・エニックス)から発売された日本のコンピュータゲーム。 概要エニックスによる、当時『週刊少年ジャンプ』で連載中だった漫画『北斗の拳』を題材にしたテンキーによるコマンド選択入力形式のアドベンチャーゲーム。『北斗の拳』の初のゲーム化作品。原作におけるシン対決までのサザンクロス編をモチーフに、一部オリジナルストーリーを交えた内容となっている。 プレイヤーは主人公・ケンシロウとなって、取りたい行動をバットに行動してもらうという、同社のゲーム『ポートピア連続殺人事件』で採用されているシステム「ヤス」と同じ方式を取っている。「秘孔システム」と称される戦闘シーンでは、冒険中で得た手がかりを元に戦闘相手の秘孔を狙うシステムとなっている。オリジナルストーリーながら、内容は原作に忠実な箇所も存在するが、原作を知らない場合でもゲームを楽しむことが出来るよう、シナリオが工夫されている。PC-8801/mkII/SR対応版では、戦闘シーン中のケンシロウの掛け声「あたたた」をビープ音によって再現している。CG表示については部分的にアニメーション効果が取り入れられている。 ゲーム内容ストーリー「199X年、世界は…」というお馴染みの原作シーンのオープニングからスタートし、主人公、ケンシロウはバットと共にシンに連れ去られたユリアを奪い返すため、サザンクロスを目指す。 シナリオ本作は「旅立ち編」「サザンクロス編」の2部構成となっている。
秘孔システム冒険中、様々な敵が現れることがあり、得た情報を手がかりに敵の弱点となる秘孔を狙う。正しい秘孔を狙わないと敵を倒すことが出来ない。 登場人物
スタッフ参考文献太田出版『超クソゲーVR』(多根清史、阿部弘樹、箭本進一著)205ページから207ページ |