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経歴

中京商業高校では同期のエース・中山俊丈とバッテリーを組み、捕手として甲子園に4回出場、2年次の1953年、春の選抜では1回戦で「瀬戸内少年野球団」のモデルとなった洲本高（大会の優勝校）に敗れた^[2]。夏の選手権は準決勝まで進むが、大会準優勝校の土佐高に敗れた^[3]。同年の徳島国体では決勝に進み徳島商に逆転勝ちし、優勝を飾った。3年次の1954年、春の選抜は1回戦で坂崎一彦を打の主軸とする浪商に敗退^[2]。夏の甲子園では順調に勝ち進み、決勝で松浦三千男、興津達男を投打の柱とする静岡商を3-0で降して優勝を飾る^[3]。中山以外の高校同期に柳川福三がいた。

1955年に読売ジャイアンツへ入団^[1]。1957年には4試合、1960年は5試合に先発してマスクを被った。しかし、当時巨人の正捕手であった森昌彦の壁を破れず、1963年限りで現役を引退した。

現役引退後は巨人のスカウトに転身し、1999年に退団するまで山倉和博、原辰徳、槙原寛己、後藤孝志らの獲得に尽力した。2021年11月30日午後2時52分、慢性心不全急性増悪のため86歳で死去した^[4]。

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	塁打	打点	盗塁	犠打	四球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1957	巨人	10	12	9	0	2	0	2	1	1	1	2	1	0	.222	.364	.222	.586
1958		1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	----	----	----	----
1959		11	8	7	1	1	1	2	0	0	1	0	1	2	.143	.143	.286	.429
1960		17	18	17	1	5	0	5	3	0	0	1	6	0	.294	.333	.294	.627
1961		2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	----	----	----	----
通算：5年		41	38	33	2	8	1	9	4	1	2	3	8	2	.242	.306	.273	.579

^ ^a ^b プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、148ページ
^ ^a ^b 「選抜高等学校野球大会60年史」毎日新聞社編 1989年
^ ^a ^b 「全国高等学校野球選手権大会70年史」朝日新聞社編 1989年
^ “巨人ＯＢ加藤克巳氏が死去　８６歳　スカウトで山倉、原、槙原、後藤ら名選手を発掘”. デイリースポーツ. (2021年12月1日) 2021年12月1日閲覧。