出雲伊波比神社
出雲伊波比神社(いずもいわいじんじゃ)は埼玉県入間郡毛呂山町に鎮座する神社。旧社格は郷社。式内小社「出雲伊波比神社」の論社の1つ。 埼玉県内で唯一流鏑馬が毎年奉納される。 歴史創建について、社伝(『臥龍山宮伝記』)では、景行天皇53年に日本武尊が天皇より下賜された鉾を奉納して大己貴命を祀ったのち、成務天皇の代に武蔵国造がアメノホヒを合祀して出雲伊波比神としたとされる[1]。 奈良時代の宝亀3年(772年)に官幣社として幣帛を受けた記録が太政官符にある[1]。 平安時代の延喜式神名帳では入間郡鎮座5社の筆頭とされた[1]。 現在の社殿は、大永7年(1527年)の焼失翌年に再建されたものである[1]。 文化財重要文化財(国指定)
流鏑馬当社の流鏑馬は康平6年(1063年)に源義家が奉納したものが発祥とされる[3]。2010年代現在では春秋の2回開催されるが、春は7歳未満の男児が騎乗して1度だけ矢を射る儀式(願的)をおこなうものである[3]。本格的な騎射(夕的)が実施されるのは秋の本祭りで、こちらは15歳程度の少年が騎乗し、3頭の馬(祭礼区ごとに1頭)による3回の騎射がおこなわれる[3]。
その他2016年に、境内に多くの野猫が住みつき、問題になっていると報じられた[4]。 所在地〒350-0465 埼玉県入間郡毛呂山町岩井西5丁目17-1 交通アクセス
脚注
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