内海 巌(うつみ いわお、1907年9月7日[1] - 1987年8月22日)は、日本の教育学者(社会科)。
京都府生まれ。1930年広島高等師範学校卒、1942年広島文理科大学哲学科卒。45年広島高師教授、51年広島大学教育学部教授、1956年文部省初等中等教育局視察、視学官、広島大学教授に復帰。70年「国際理解教育の研究 ユネスコ国際理解教育協同学校計画を中心として」で広島大学より教育学博士の学位を取得。71年定年退官、名誉教授、比治山女子短期大学教授。日本ユネスコ連盟副会長。1953年全日本社会科教育学会を創設し初代理事長を務めた[2]。
著書
- 『社会科の新構想』光風教育ライブラリー 1955
- 『新制「道徳」概説 小学校中学校「道徳」実施要綱の解説を中心として』学芸出版社 1958
- 『社会科教育と能力開発』明治図書出版 1968
- 『道徳教育の課題』明治図書出版 道徳教育全書 1969
- 『社会科教育学の課題』内海巌博士頌寿記念論叢編集委員会編 明治図書出版 1971
- 『国際理解教育の研究 ユネスコ国際理解教育協同学校計画を中心として』第一法規出版 1973
共編著
- 『社会科教育序説』岡部充男共著 学芸出版社 1950
- 『小学校道徳指導計画の実例』編 明治図書出版 1959
- 『中学校社会科歴史指導の研究と実践』豊田武共監修 葵書房 1959
- 『道徳時間の指導記録』石崎庸共編 明治図書出版 1959
- 『道徳の時間をこう考える』編 光風出版 1959
- 『小学校道徳授業の研究』勝部真長,沢田慶輔共編 明治図書出版 1960
- 『道徳教育と社会科指導 道徳と社会科の関係をめぐって』小林信郎,朝倉隆太郎共著 光風出版 新制道徳教育双書 1960
- 『中学校社会科政経社指導の研究と実践』共著 葵書房 1962
- 『社会科の求める能力と評価』大阪市小学校教育研究会社会科研究部著 小林信郎,伊達完治共編 明治図書出版 1966
- 『道徳教育の基本課題』編著 第一法規出版 1974
- 『現代と仏教との対話』編 細川巌、西山邦彦、滝沢克己、星野元豊共著 東海大学出版会 1981
論文
脚注