兼松サステック株式会社(かねまつさすてっく、英: Kanematsu Sustech Corporation)は、主に住宅用建材の製造販売や地盤改良工事を行う企業。兼松の子会社。
旧第一勧銀グループの一員。2017年3月末に撤退[2]したが、マッチの製造でも有名であった。また、以前は合併会社の旧・兼松デュオファストが手掛けていた工作機械(自動くぎ打ち機)事業も手掛けていたが、同業大手のマキタへ事業譲渡している。
沿革
日本産業株式会社(日産コンツェルン)の子会社として設立された。
- 1934年(昭和9年)3月 - 日本産業護謨株式会社設立。
- 1939年(昭和14年)
- 8月 - 日産農林工業株式会社に社名変更。
- 9月 - 大同燐寸株式会社を吸収合併、マッチ事業に参入。
- 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所に上場。
- 1968年(昭和43年)10月 - 東京防腐木材株式会社を買収。同社所在地である東京都江東区新砂に東京工場を移転。
- 1983年(昭和58年)- 新木場センターを新設(保存処理木材製造、関東工場)。
- 1984年(昭和59年)
- 1月 - 日産興業株式会社(現・連結子会社)を設立。
- 11月 - 地盤改良事業の本格化に伴い、QCB部(現・ジオテック事業部)を新設。
- 1986年(昭和61年)
- 7月 - 本社を東京都港区より東京都江東区に移転。
- 11月 - マッチクラブ(燐寸倶楽部)設立
- 1989年(平成元年)11月 - 兼松と資本・業務提携。
- 1990年(平成2年)3月 - 仙台工場を新設(保存処理木材製造、現・東北工場)。
- 1991年(平成3年)10月 - 兼松日産農林株式会社に社名変更。
- 1997年(平成9年)9月 - 東京都新宿区に本社移転。
- 2001年(平成13年)6月 - 大阪工場(防腐木材製造、現・関西工場)新設。
- 2003年(平成15年)6月 - 本社を東京都新宿区より東京都千代田区に移転。
- 2004年(平成16年)10月 - 兼松日産工事株式会社(連結子会社)を設立。
- 2006年(平成18年)
- 1月 -
- 自動釘打機事業(デュオファスト事業部)を株式会社マキタに営業譲渡。
- ジオテック事業部の地盤改良等請負事業及び木材・住建事業部の保存処理木材、住宅用プレカット部材及びマッチの製造販売において、ISO-14001の認証を取得。
- 3月 - 岡山工場(防腐木材製造)新設。
- 10月 -
- CCTV事業をホッコー株式会社より承継。
- 木材・住建事業部の保存処理木材、住宅用プレカット部材及びマッチの製造販売において、ISO 9001の認証を取得。
- 2008年(平成20年)5月 - UGRコーポレーション株式会社(連結子会社)を設立。
- 2010年(平成22年)10月 - 大阪証券取引所上場廃止。
- 2012年(平成24年)
- 3月 - プレカット事業を廃止。
- 4月 - CCTVシステム部をCCTVシステム事業部へ昇格。
- 12月 - 株式公開買付けにより、兼松が親会社となる。
- 2015年(平成27年)9月 - 本社を東京都中央区に移転。
- 2016年(平成28年)
- 10月 - 兼松サステック株式会社に社名変更[3]。
- 12月 - マッチクラブ解散
- 2017年(平成29年)3月 - マッチ製造販売事業から撤退[2][4]。
- 2023年(令和5年)
脚注
- ^ a b c d e f 兼松サステック株式会社 第126期決算公告
- ^ a b マッチ製造販売事業からの撤退に関するお知らせ、兼松日産農林株式会社、2016年10月1日閲覧。
- ^ 商号の変更および定款の一部変更のお知らせ、兼松日産農林株式会社、2016年10月1日閲覧。
- ^ 平成29年3月期 決算短信 兼松サステック株式会社、2017年7月25日閲覧。
- ^ 支配株主である兼松株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果及び主要株主の異動に関するお知らせ 兼松サステック株式会社、2023年3月20日閲覧。
- ^ 上場廃止等の決定:兼松サステック(株) 日本取引所グループ、2023年5月2日(2023年5月7日閲覧)。
- ^ 株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更の承認決議に関するお知らせ (PDF) 兼松サステック、2023年5月2日(2023年5月7日閲覧)。
関連項目
外部リンク