八木山バイパス
八木山バイパス(やきやまバイパス)は、福岡県糟屋郡篠栗町を起点とし、同県飯塚市に至るバイパス道路(国道201号)。 概要並行する国道201号の難所である八木山峠における交通問題を解消するために作られた。国道201号にほぼ並行するが八木山峠の東側に当たる飯塚市側では国道201号ではなく旧・筑穂町や穂波町を通る福岡県道60号飯塚大野城線に並行する経路を取る。終点の飯塚市弁分で飯塚庄内田川バイパスに直結している(国道201号#拡幅・バイパス区間も参照のこと)。 なお、50cc以下の原動機付自転車・軽車両・歩行者は通行禁止であるが[1]、非自動車専用道路であるため、50cc超の二輪車の通行は可能。案内標識は、一部を除き、青色のものが使用されている。[注釈 1] 路線データ
沿革
開通予定年度有料道路無料化前までいずれも2014年9月30日(無料開放)前の料金。
2009年6月1日よりETCカード・クレジットカードの利用が可能になり、あわせてETC割引制度も開始された。ただし、ETCレーンによるノンストップの無線通行はできず、自動収受機備え付けのカードリーダーで認識させ精算する方式を採用していた[8]。ETCによる精算が出来るようになった後も回数券販売が継続されていた。 無料化後の渋滞発生と再度有料化へかつては西日本高速道路(NEXCO西日本)九州支社が管轄する一般有料道路として供用されていたが[4]、2014年(平成26年)10月1日に無料開放された[3]。 有料道路であった時点の交通量は、約1.2万台/日程度であったが、無料化後は約2.3万台/日とほぼ倍増している[9][10]。反面、交通量が飛躍的に倍増した結果、朝夕を中心に渋滞が頻発するようになり、それに伴う事故も無料化前の3倍に増えるなど、深刻な事態が発生している。 渋滞が多発する現状に加え、車線を塞ぐ事故が発生すると出入りに対して制限の多い八木山バイパスで身動きが取れないことから、福岡県は4車線化工事やフルインター化への工事を求める要望書を国土交通省に提出した[11]。通行無料を前提とした税金による整備手段では予算の確保が困難であることから、有料道路方式で再整備する公算が高くなっていた[12]。 2019年(平成31年)3月29日、国土交通省道路局は八木山バイパスの有料道路事業の導入ならびに4車線化の整備を認可した[13]。2020年(令和2年)4月から工事が始まり、篠栗IC - 筑穂IC間が2024年度(令和6年)中、筑穂IC - 穂波東IC間が2029年度(令和11年)中の開通を目指している[14][15][7]。通行料金は普通車で「250円+消費税」を想定している[14]。徴収期間は高速道路機構との協定では2026年(令和7年)4月1日から2050年(令和32年)9月30日の予定[16]であるが、国土交通省及びNEXCO西日本では篠栗IC - 筑穂IC間の4車線化完成に合わせて料金徴収を開始するとしている[17]。 総事業費は360億円、計画交通量は約18,100~19,300台/日、費用便益比 B/C =1.4 である[18]。 インターチェンジなど
通過市町村周辺情報脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |