全米製作者組合賞 ドキュメンタリー映画賞

Producers Guild of America Award for Best Documentary Motion Picture
国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
主催全米製作者組合
初回2007年（英語版）
最新受賞者オデッサ・レイ、ダイアン・ベッカー、メラニー・ミラー、シェーン・ボリス（英語版） - 『ナワリヌイ』 (2022年（英語版）)

全米製作者組合賞 ドキュメンタリー映画賞（Producers Guild of America Award for Outstanding Producer of Documentary Theatrical Motion Pictures）は、全米製作者組合が2007年より贈る賞である。

2022年度までの受賞作15本のうち8本がアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞と一致している。

受賞及び候補作

2000年代

年 作品 プロデューサー 参照
2007
(第19回（英語版）)		 『シッコ』 マイケル・ムーア、メーガン・オハラ [1]
Body of War フィル・ドナヒュー（英語版）、エレン・スパイロ（英語版）
Hear and Now アイリーン・テイラー・ブロドスキー（英語版）
Pete Seeger: The Power of Song ジム・ブラウン（英語版）、マイケル・コール、ウィリアム・アイゲン
『ヒロシマナガサキ』 スティーヴン・オカザキ
2008
(第20回（英語版）)		 『マン・オン・ワイヤー』 サイモン・チン（英語版） [2]
『スタンダード・オペレーティング・プロシージャー（英語版）』 ジュリー・アールバーグ、エロール・モリス（英語版）
Trouble the Water カール・ディール（英語版）、ティア・レッシン（英語版）
2009
(第21回（英語版）)		 『ザ・コーヴ』 フィッシャー・スティーヴンス、ポーラ・デュプレ・ペスメン [3]
『ビルマVJ 消された革命』 リセ・レンズ・メラー
『セルジオ テロに死す 〜イラク復興を託された男〜（英語版）』 ジョン・バトセック（英語版）、グレッグ・バーカー（英語版）、ジュリー・ゴールドマン（英語版）
Soundtrack for a Revolution ジョスリン・バーンズ、ジム・チャルネッキ、ビル・グッテンタグ（英語版）、ダン・スターマン、 ディラン・ネルソン

2010年代

年 作品 プロデューサー 参照
2010
(第22回（英語版）)		 『スーパーマンを待ちながら』 レスリー・チルコット（英語版） [4]
Client 9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer マイケン・ベアード、アレックス・ギブニー、ジェド・ワイダー、トッド・ワイダー（英語版）
Earth Made of Glass リード・カロリン（英語版）、デボラ・スクラントン（英語版）
『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』 チャールズ・ファーガソン（英語版）、オードリー・マーズ（英語版）
Smash His Camera リンダ・サファイア、アダム・シュレシンジャー（英語版）
The Tillman Story ジョン・バトセック（英語版）
2011
(第23回)		 『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ 〜ア・トライブ・コールド・クエストの旅〜（英語版）』 マイケル・ラパポート、エドワード・パークス、フランク・メル、デブラ・コフラー [5]
『ビル・カニンガム&ニューヨーク（英語版）』 フィリップ・ゲフター（英語版）
『プロジェクト・ニム』 サイモン・チン（英語版）
『アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ』 ジェームズ・ゲイ＝リース（英語版）
The Union キャメロン・クロウ、ミシェル・パネック
2012
(第24回)		 『シュガーマン 奇跡に愛された男』 マリク・ベンジェルール、サイモン・チン（英語版） [6]
A People Uncounted マーク・スウェンカー、アーロン・イェーガー
The Gatekeepers エステル・フィアロン、フィリッパ・コワルスキー、ドロール・モレ（英語版）
『南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-』 リチャード・ベルジェ、ボンニ・コーエン
『もう一つのドリームチーム （英語版）』 マリウス・マルケヴィシウス、ジョン・ヴァインバッハ
2013
(第25回（英語版）)		 『ストーリー・オブ・ウィキリークス 正義と犯罪の狭間（英語版）』 アレクシス・ブルーム、アレックス・ギブニー、マーク・シュミューガー（英語版） [7]
Far Out Isn't Far Enough: The Tomi Ungerer Story ブラッド・バーンスタイン、リック・シコフスキ
Life According to Sam アンドレア・ニックス・ファイン（英語版）、ショーン・ファイン（英語版）、ミリアム・ワイントローブ
A Place at the Table ジュリー・ゴールドマン（英語版）、ライアン・ハリントン、クリスティ・ジェイコブソン、ロリ・シルバーブッシュ
Which Way Is the Front Line from Here? The Life and Time of Tim Hetherington ジェームス・ブラバゾン（英語版）、ニック・クエステッド
2014
(第26回（英語版）)		 Life Itself ザック・パイパー、スティーヴ・ジェームズ（英語版）、ギャレット・バッシュ（英語版） [8]
The Green Prince ナダブ・シャーマン、ジョン・バトセック（英語版）、サイモン・チン（英語版）
『世界を欺く商人たち（英語版）』 ロバート・ケナー（英語版）、メリッサ・ロブレド
『パーティクル・フィーバー 〜人類はヒッグス粒子を見た〜（英語版）』 デヴィッド・E・カプラン（英語版）、マーク・レヴィンソン（英語版）、アンドレア・ミラー、カーラ・ソロモン
『ヴィルンガ（英語版）』 オーランド・ヴォン・アインシーデル（英語版）、ジョアンナ・ナタセガラ
2015
(第27回（英語版）)		 『AMY エイミー』 ジェームズ・ゲイ＝リース（英語版） [9]
『ハンティング・グラウンド（英語版）』 エイミー・ジーリング（英語版）
『ルック・オブ・サイレンス（英語版）』 シーネ・ビュレ・ソーレンセン（英語版）
『MERU/メルー』 エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ（英語版）、ジミー・チン（英語版）
『ユーラ ごみ捨て場の少女（英語版）』 シグリッド・ディカイエール、ハンナ・ポラック（英語版）
2016
(第28回（英語版）)		 O.J.: Made in America エズラ・エデルマン（英語版）、キャロライン・ウォーターロー（英語版） [10]
『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 ガブリエル・ターナ（英語版）
『イーグルハンター 1000年の歴史を変えた「鷹匠」少女（英語版）』 ステイシー・リース、オットー・ベル
『ぼくと魔法の言葉たち（英語版）』 ジュリー・ゴールドマン（英語版）、ロジャー・ロス・ウィリアムズ（英語版）
『テキサスタワー（英語版）』 キース・メイトランド、スーザン・トムソン、ミーガン・ギルブライド
2017
(第29回（英語版）)		 『ジェーン』 ブレット・モーゲン（英語版）、ブライアン・バーク、トニー・ガーバー（英語版）、ジェームズ・スミス [11]
『チェイシング・コーラル -消えゆく珊瑚礁-（英語版）』 ジェフ・オーロースキー（英語版）、ラリッサ・ローズ
『ラッカは静かに虐殺されている』 マシュー・ハイネマン（英語版）
Cries from Syria エフゲニー・アフィネフスキー（英語版）、デン・トルモール（英語版）、アーロン・I・バトラー（英語版）
Earth: One Amazing Day スティーブン・マクドノー
『ジョシュア: 大国に抗った少年（英語版）』 マシュー・トーン、マーク・ラインハート、ジョー・ピスカテッラ
The Newspaperman: The Life and Times of Ben Bradlee テディ・クンハート、ジョージ・クンハート
2018
(第30回（英語版）)		 『ミスター・ロジャースのご近所さんになろう（英語版）』 モーガン・ネヴィル、ニコラス・マ、カリン・カポトスト [12][13]
『The Dawn Wall/ドーンウォール』 ジョシュ・ローウェル、ピーター・モーティマー（英語版）、フィリップ・マンダーラ
『フリーソロ』 エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ（英語版）、ジミー・チン（英語版）、エヴァン・ヘイズ、シャノン・ディル
Hal クリスティン・ビービ、ジョナサン・リンチ、ブライアン・モロー
『イントゥ・ザ・オカバンゴ（英語版）』 ニール・ゲリナス
『RBG 最強の85才』 ベッツィ・ウェスト、ジュリー・コーエン
『まったく同じ3人の他人』 ベッキー・リード、グレース・ヒューズ＝ハレット
2019
(第31回（英語版）)		 『アポロ11 完全版』 トッド・ダグラス・ミラー（英語版）、トーマス・ペーターゼン [14][15]
Advocate フィリップ・ベライシェ、レイチェル・リア・ジョーンズ（英語版）
『アメリカン・ファクトリー』 スティーヴン・ボグナー（英語版）、ジュリア・ライチャート（英語版）、ジェフ・ライチャート
『ザ・ケーブ』 キルスティン・バーフォド、シグリッド・ダイヤール
『娘は戦場で生まれた』 ワアド・アル＝カデブ（英語版）
『ハニーランド 永遠の谷』 アタナス・ゲオルギエフ、リュボミィル・ステファノフ（英語版）
『一人っ子の国』 クリストフ・イェルグ、ジュリー・ゴールドマン（英語版）、クリストファー・クレメンツ、キャロリン・ヘップバーン、ナンフー・ワン（英語版）、リン・ジャン

2020年代

年 作品 プロデューサー 参照
2020
(第32回（英語版）)		 『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』 クレイグ・フォスター（英語版） [16]
『デヴィッド・アッテンボロー: 地球に暮らす生命（英語版）』 ジョニー・ヒューズ
『ディック・ジョンソンの死（英語版）』 キルステン・ジョンソン（英語版）、ケイティ・シェヴィニー、マリリン・ネス（英語版）
Softie トニー・カマウ、サム・ソコ
A Thousand Cuts ラモーナ・S・ディアス（英語版）、リア・マリノ、ジュリー・ゴールドマン（英語版）、クリストファー・クレメンツ、キャロリン・ヘップバーン
『タイム』 ローレン・ドミノ、ケレン・クイン、ギャレット・ブラッドリー（英語版）
『白いトリュフの宿る森』 マイケル・デウィック（英語版）、グレゴリー・カーショウ
2021
(第33回（英語版）)		 『サマー・オブ・ソウル（あるいは、革命がテレビ放映されなかった時）』 ジョセフ・パテル、デヴィッド・ダイナースタイン、ロバート・フィヴォレント [17]
[18][19]
Ascension ジェシカ・キングドン（英語版）、キラ・サイモン＝ケネディ（英語版）、ネイサン・トゥルーズデル（英語版）
『ニューヨーク 第1波（英語版）』
『FLEE フリー』
『COVID-19 2つの大国の過ち/IN THE SAME BREATH（英語版）』 ナンフー・ワン（英語版）、ジアリン・チャン、ジュリー・ゴールドマン（英語版）、クリストファー・クレメンツ、キャロリン・ヘプバーン
『THE RESCUE 奇跡を起こした者たち』
Simple as Water ロビン・ヘスマン、ミーガン・マイラン（英語版）
『燃えあがる女性記者たち』 リントゥ・トーマス、スシュミト・ゴーシュ
2022
(第34回（英語版）)		 『ナワリヌイ』 オデッサ・レイ、ダイアン・ベッカー、メラニー・ミラー、シェーン・ボリス（英語版） [20][21]
[22]
『オール・ザット・ブリーズ（英語版）』 アマン・マン、ショーナック・セン（英語版）、テディ・レイファー（英語版）
『クロティルダの子孫たち -最後の奴隷船を探して-（英語版）』 マーガレット・ブラウン（英語版）、カイル・マーティン、エッシー・チェンバーズ
『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』 セーラ・ドーサ（英語版）、シェーン・ボリス（英語版）、イナ・フィッチマン（英語版）
Nothing Compares エレナー・エンプタージュ、マイケル・マリー
『米陸軍グリーンベレー 2021（英語版）』 マシュー・ハイネマン（英語版）、ケイトリン・マクナリー
『テリトリー アマゾンの攻防（英語版）』 シグリッド・ダイクヤール、ウィル・ミラー、リジー・ジレット、ダーレン・アロノフスキー、ガブリエル・ウチダ、アレックス・プリッツ

複数回候補及び受賞者

受賞数 候補数 人物 (年)
2 5 サイモン・チン（英語版） (2008, 2011, 2012, 2014, 2018)
1 2 アレックス・ギブニー (2010, 2013)
ジェームズ・ゲイ＝リース（英語版） (2011, 2015)
シェーン・ボリス（英語版） (2022)
0 5 ジュリー・ゴールドマン（英語版） (2009, 2013, 2016, 2019, 2020)
3 ジョン・バトセック（英語版） (2009, 2010, 2014)
シグリッド・ダイクヤール (2015, 2019, 2022)
2 エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ（英語版） (2015, 2018)
クリストファー・クレメンツ (2019, 2020)
キャロリン・ヘップバーン (2019, 2020)

参考文献

  1. ^ “2008 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  2. ^ “2009 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  3. ^ “2010 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  4. ^ “2011 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  5. ^ “2012 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  6. ^ “2013 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  7. ^ “2014 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  8. ^ “2015 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  9. ^ “2016 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  10. ^ “2017 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  11. ^ “2018 PGA Award Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2018閲覧。
  12. ^ “2019 PGA Awards Winners”. Producers Guild of America. February 10, 2019閲覧。
  13. ^ McNary, Dave (January 4, 2019). “Producers Guild Awards Nominees Include 'Black Panther,' 'A Star Is Born,' 'Vice'”. Variety. https://variety.com/2019/film/awards/producers-guild-awards-2019-nominations-list-1203099303/ January 4, 2019閲覧。 
  14. ^ Crist, Allison; Keegan, Rebecca; Gardner, Chris; Howard, Annie (January 18, 2020). “PGA Awards: '1917' Named Outstanding Motion Picture”. The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/lists/producers-guild-awards-2020-winners-list-full-1269972 January 19, 2020閲覧。 
  15. ^ “Documentary Motion Picture Nominees Announced For 2020 Producers Guild Awards”. Producers Guild of America (November 19, 2019). November 23, 2019閲覧。
  16. ^ Davis, Clayton; Shafer, Ellise (March 24, 2021). “'Nomadland' Wins Top Film Prize at Producers Guild Awards, Likely Locking It Up at the Oscars”. Variety. https://variety.com/2021/awards/news/producers-guild-awards-winners-2021-1234937556/ March 25, 2021閲覧。 
  17. ^ Donnelly, Matt (March 19, 2022). “'CODA,' 'Succession' Take Top Prizes at Producers Guild Awards”. Variety. https://variety.com/2022/film/news/producers-guild-awards-2022-winners-llist-1235209868/ March 20, 2022閲覧。 
  18. ^ “PGA Awards Nominations: 'Licorice Pizza', 'Don't Look Up', 'Dune', 'King Richard' & 'CODA' Among Pics Vying For Marquee Prize”. Deadline (January 27, 2022). January 27, 2022閲覧。
  19. ^ “'Ascension,' 'Flee' and 'Summer of Soul' Land Producers Guild Documentary Nominations”. TheWrap (December 10, 2021). December 10, 2021閲覧。
  20. ^ "Producers Guild of America Awards Celebrates Everything Everywhere All At Once, White Lotus, The Bear, Navalny & more with Top Honors" (Press release). Los Angeles: Producers Guild of America. 25 February 2023. 2023年3月2日閲覧。
  21. ^ Chuba, Kirsten; Lewis, Hilary (February 25, 2023). “PGA Awards: Everything Everywhere All at Once Wins Top Prize”. The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/2023-producers-guild-awards-winners-list-1235333942/ February 26, 2023閲覧。 
  22. ^ Davis, Clayton (December 12, 2022). “National Geographic Dominates PGA Award Documentary Film Nominees with Fire of Love, Retrograde and The Territory”. Variety. https://variety.com/2022/awards/awards/pga-awards-documentary-nominees-2023-1235457282/ December 12, 2022閲覧。 
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