『傾城の皇妃 〜乱世を駆ける愛と野望〜』(けいせいのこうひ らんせいのかけるあいとやぼう/ 原題:傾世皇妃)は、中国で大ヒットした小説を原作とした2011年の中国のテレビドラマ。全42話。
中国・五代十国時代、近隣国の皇太子たちからこぞって求愛を受ける皇女 マー・フーヤー(“傾城の皇妃”)をめぐる愛と嫉妬を描いたラブストーリー作品。
日本の地上波では2016年2月8日よりフジテレビで放送されている。
登場人物
- 楚の皇女。叔父のイー・ファンの謀反により両親を殺され、弟とは生き別れ、国を追われる身に。 蜀ではパン・ユー(潘玉)として、北漢ではディレン皇女として、身分を隠している。
- 蜀の皇子。剥奪された皇太子の座を取り戻すため、フーヤーの復讐の手助けと引き換えにある計画を持ちかける。
- 北漢の皇太子。権力よりも愛を望むロマンチスト。自らの生き方を貫くフーヤーを一途に愛する。
- フーヤーの従姉。レンチョンと結婚し、北漢の皇妃となる。
- レンチョンの異母弟。刺客として動く。
- 蜀の皇后。
- 蜀の皇帝の側室。
- 漢の皇太后。
- フーヤー付きの宦官。
- 蜀の皇帝。
- 蜀の皇太子(第三皇子)。ドゥー皇后の息子。モン・チーヨウとは兄弟、モン・チーユンとは異母兄弟になる。
- 北漢の皇女。レンチョン皇太子の妹。捕虜となったモン・チーヨウに興味を持つ。
- フーヤーの弟。アヌと名を変えて、リウ・レンシーの弟子として生きている。
- 蜀の皇子(第二皇子)。亡くなったメイ次妃の息子。モン・チーユン、モン・チーヨウとは異母兄弟になる。
- 友情出演。モン・チーヨウの恋人。モン・チーヨウを恋い慕い続け、彼を支えていたが、その想いは届かなかった。
- 友情出演。後周の皇太子として楚国の宴に招かれ、マー・フーヤーの舞の素晴らしさに感嘆した。その後柴栄は後周の皇帝に即位。マー・フーヤーとモン・チーヨウがリウ・レンシーの猛毒に襲われた際は、偶然苦しむ二人を見つけ、解毒に協力。そして、マー・フーヤーが楚国を乗っ取った叔父への復讐を果たそうとした際は、彼女の要請を快く受け入れ、大軍を動員して楚国を討伐した。英明な君主として知られる彼は、モン・チーヨウからも高く評価されており、やがて五代十国時代を終わらせるきっかけをつくることとなる。
- 友情出演。少年期にマー・フーヤーに救われた恩がある。やがて後周世宗に仕え、将軍として頭角を現す。蜀を脱出したマー・フーヤーが、楚国を乗っ取った叔父への復讐を果たそうとした際は、彼女の要請に賛同し、主君柴栄に出兵を促し、兵の動員に成功。将軍として後周の兵を率い、楚国を討伐した。やがて、その英邁さを見込まれてマー・フーヤーから未来を託され、五代十国時代の混乱に終止符を打つ北宋の太祖となる……。
スタッフ
- 原作:ムーロンイェンニィ(慕容湮児)(「傾世皇妃」)
- プロデューサー:林心如(ルビー・リン)
- 脚本:張英俊、邵思涵
- 演出:梁辛全、林峰
- 主題歌:「傾世皇妃」 歌:林心如(ルビー・リン)
外部リンク