佐々木 聖子(ささき しょうこ、1961年〈昭和36年〉10月29日[1] - )は、日本の法務官僚。出入国在留管理庁長官(初代)などを務めた。
来歴
山形県出身[1]。東京大学文学部では美術史を専攻し、卒業論文では聖徳太子像を扱った[2]。国家公務員採用上級甲種試験(行政)に合格[1]。文化財行政を志し文部省(現 : 文部科学省)を志望したもののかなわなかったが、難民問題も関心があった為、大学卒業後は法務省入国管理局(現 : 出入国在留管理庁)に入局[2]。入局後はアジア各国で在勤する異例の経歴を歩み、女性初の入国管理局長を経て、2019年4月1日に発足した出入国在留管理庁の初代長官に就任[3][4]。2022年8月2日、退官[5]。2023年5月26日、公益財団法人入管協会業務執行理事に就任[6]。同年12月20日、オープンハウスグループ外部監査役に就任[5]。
年表
2015年4月までの経歴の出典[1]
- 1985年
- 1994年04月:大阪入国管理局統括審査官
- 1996年04月:法務省入国管理局総務課法務専門職(法務専門官)
- 1998年04月:法務省入国管理局政策課長補佐(補佐官)
- 2000年04月:法務省入国管理局入国在留課長補佐(補佐官)
- 2002年03月:法務省入国管理局総務課長補佐(補佐官)
- 2005年04月:法務省入国管理局総務課入国管理調整官
- 2006年04月:法務省東京入国管理局次長
- 2007年04月:法務省入国管理局総務課出入国情報管理室長
- 2008年04月:法務省入国管理局警備課長
- 2009年07月:法務省大臣官房参事官・大臣官房秘書課政策評価企画室長
- 2010年12月:法務省入国管理局入国在留課長
- 2012年01月:法務省入国管理局総務課長
- 2014年01月:法務省大臣官房会計課長
- 2015年04月01日:法務省大臣官房審議官(入国管理局担当)[7]
- 2019年01月18日:法務省入国管理局長[8][9]
- 2019年04月01日:出入国在留管理庁長官[10]
- 2022年08月02日:退職[11]
- 2023年
- 5月:公益財団法人入管協会業務執行理事[6]
- 12月:オープンハウスグループ外部監査役[5]
著書
脚注