仙台女子商業高等学校
仙台女子商業高等学校(せんだいじょししょうぎょうこうとうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区にあった市立高等学校。女子校であった。「仙女商」(せんじょしょう)や「女子商」(じょししょう)などと呼ばれていた。 設置学科沿革
旧・山雷神校地は更地にされて、ほとんどが国見スポーツ広場として、一部が仙台市営国見駅自転車等駐車場[4]として供用されている。既にバス停は廃止されたが、名残として待避線が道路両側にある。また、旧・国見ヶ丘校地は、仙台市立仙台青陵中等教育学校として使用されている。 教育目標
共学・統合問題2005年(平成17年)7月、仙台市教育委員会は「仙台市立高等学校のあるべき姿について」として、市立高等学校教育検討委員会の答申を出した。答申によると、これまでの企業への即戦力となる人材育成を前提とした教育のあり方から、進学者が9割という現状に合わせて、それに対応できる教育のあり方を求めている。その方向性で、これまで男子だけの募集だったことに対して、女子商との統合による共学化を提言している。このことは「共学反対」を記者会見で表明した梅原仙台市長も同意しており、その矛盾点については「(自分の出身校(仙台一高)とは違い)それぞれの事情がある」と述べている。2006年(平成18年)5月、市教委は「仙台市立高校再編計画」を策定した。これによると2009年(平成21年)までに女子商と統合をする。校舎は仙商を利用し、女子商校舎は新設される中高一貫校に利用される。 2007年(平成19年)6月、統合後のあり方を検討する仙台市の統合懇談会は、女子商との統合後の校名をめぐって結論がまとまらず、対応を仙台市教育委員会に依頼する。新校名を「仙台商業高等学校」とすることに女子商側から反対意見が出たため、懇談会では答申を出さないことになった。懇談会は「仙台」「商業」を用いた新校名で、校章、校歌も新たに制定する方針で終会した。市教育委員会はその方針に基づいて新校名を決定するため、校名は改称されることが必至な情勢となった。結果的には『仙台商業高等学校』になったが、前に『仙台市立』を付けることが条件で了承された。 脚注関連項目外部リンク |