京都府道74号舞鶴綾部福知山線(きょうとふどう74ごう まいづるあやべふくちやません)は、京都府舞鶴市字公文名から同府綾部市梅迫町を経て同府福知山市に至る主要地方道に指定された府道である。
概要
舞鶴港を擁し北近畿最大の都市である舞鶴から南下し、綾部市附近から徐々に西へと向きを変えて福知山へ至る府道。
綾部から福知山までは、由良川沿いを通り、整備されているが、綾部から舞鶴までの区間は、狭隘区間も多く、完全に国道27号の裏道になっている。
路線データ
歴史
本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づいた京都府の一般府道として1959年(昭和34年)に初めて認定した282路線のうちの1つである浜福知山線の一部と布敷公文名線を前身としている。原形となった浜福知山線は、後に府道舞鶴和知線の起点[2]となる東舞鶴の大門七条交差点より発していたが、道路法第56条の規定に基づき、1971年(昭和46年)の第3次主要地方道指定時に建設省が浜福知山線の一部を舞鶴和知線として主要地方道に指定し、さらに1980年(昭和55年)には舞鶴市字行永から同市字布敷の区間が府道池辺京田線の一部として独立したため、浜福知山線の残部と布敷公文名線を併せて府道舞鶴綾部福知山線として、西舞鶴を起点とすることになった。1993年(平成5年)の第6次主要地方道指定時に建設省が舞鶴綾部福知山線を主要地方道に指定、昇格して現在に至る。
年表
- 1959年(昭和34年)12月18日 - 京都府が浜福知山線(舞鶴市字浜 - 福知山市、重要な経過地:綾部市梅迫町、整理番号:一般地方道177号)、布敷公文名線(舞鶴市字布敷 - 舞鶴市字公文名、整理番号:一般地方道212号)としてそれぞれ府道路線認定[3]。
- 1971年(昭和46年)6月26日 - 建設省が府道浜福知山線の一部、府道鶴ケ岡舞鶴線の一部、府道大岩和知線、府道上杉和知線の一部をもって舞鶴和知線(舞鶴市 - 京都府船井郡和知町、重要な経過地:綾部市)として主要地方道に指定[2]。
- 1972年(昭和47年)3月28日 - 京都府が舞鶴和知線(舞鶴市 - 船井郡和知町、重要な経過地:綾部市、整理番号:主要地方道51号)として府道路線認定[4]。本路線の認定内容に変更がなされなかったため、起点の舞鶴市字浜(大門七条交差点)から同市字行永にかけては府道舞鶴和知線との重用関係が生じる。
- 1980年(昭和55年)1月8日 - 京都府が池辺京田線(舞鶴市字池辺 - 舞鶴市字京田、整理番号:一般地方道297号)として府道路線認定し[5]、府道舞鶴和知線および府道池辺京田線との重用区間以外と府道布敷公文名線を併せる形態で一般地方道177号を浜福知山線から舞鶴綾部福知山線(舞鶴市字公文名 - 福知山市、重要な経過地:綾部市梅迫町)に変更[1]。同日、布敷公文名線を廃止[6]。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省が府道舞鶴綾部福知山線を舞鶴綾部福知山線(舞鶴市 - 福知山市、重要な経過地:綾部市)として主要地方道に指定[7]。
地理
通過する自治体
交差する道路
沿線
脚注
出典
- ^ a b c d “府道路線の変更(昭和55年京都府告示第9号)”, 京都府公報 (京都府) 第5408号: p. 3, (1980年1月8日)
- ^ a b “道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 (昭和46年建設省告示第1069号)”, 官報 (国立印刷局) 号外第82号: pp. 2-34, (1971年6月26日)
- ^ “府道路線の認定(昭和34年京都府告示第858号)”, 京都府公報 (京都府) 号外: pp. 13-21, (1959年12月18日)
- ^ “府道路線の認定(昭和47年京都府告示第162号)”, 京都府公報 (京都府) 第4616号: p. 213, (1972年3月28日)
- ^ “府道路線の認定(昭和55年京都府告示第8号)”, 京都府公報 (京都府) 第5408号: p. 3, (1980年1月8日)
- ^ “府道路線の廃止(昭和55年京都府告示第10号)”, 京都府公報 (京都府) 第5408号: p. 4, (1980年1月8日)
- ^ “道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 (平成5年建設省告示第1270号)”, 官報 (国立印刷局) 号外第73号, (1982年4月1日)
関連項目