井田 良(いだ まこと、1956年2月9日 - )は、日本の法学者。専門は刑法。学位は、Dr. iur.(ドイツ語版)(ケルン大学・1989年)。慶應義塾大学名誉教授。中央大学大学院法務研究科教授[1]。
人物
東京都調布市出身[2]。父は、映画監督の井田探[3]。1989年、ドイツ・ケルン大学で最優等(summa cum laude)の成績で法学博士(Dr. iur.)の学位を取得。2009年、ドイツ・ザールラント大学から名誉博士称号を授与される。
略歴
- 学外の役職
- 司法修習委員会幹事(2003年 - )
- 宗教法人審議会委員(2004年 - 2013年)・会長(2011年 - 2013年)
- 旧司法試験考査委員(2004年まで)[2]
- 新司法試験考査委員(2005年 - 2007年)
- 日本刑法学会理事(2002年 - )・常務理事(2006年 - )
- 日本学術会議会員(2005年 - 2014年)
- 法制審議会刑事法部会委員
- 法と教育学会理事(2013年 - )[2]
- 第一東京弁護士会懲戒委員会委員(2013年 - )[2]
- 国際刑法学会(AIDP)理事(2014年 - )[2]
- フンボルト財団学術参与(2014年 - )[2]
- 日本フンボルト協会常務理事(2014年 - )[2]
- 大学基準協会大学評価委員会委員(2015年 - 2017年)[2]
- 日本臓器移植ネットワーク理事(2015年 - )[2]
受賞歴
門下生
著書
- 『外国刑事法文献集成3ドイツ全刑法学雑誌』(成文堂、1976年 - 1986年)(共編)
- 『自衛権再考』(知識社、1987年)(共著)
- 『犯罪論の現在と目的的行為論』(成文堂、1995年)
- 『CDレッスン刑法入門』(慶應義塾大学出版会、1995年)
- 『基礎から学ぶ刑事法』(有斐閣、1995年/第2版、2002年/第3版、2005年/第4版、2010年/第5版、2013年/第6版、2017年/第6版補訂版、2022年[9])
- 『ケーススタディ刑法』(日本評論社、1997年/第2版、2004年/第3版、2011年/第4版、2015年/第5版、2019年)(共著)
- 『理論刑法学の最前線』(岩波書店、2001年)(共著)
- 『刑法各論』(弘文堂、2002年/第2版・2013年)
- 『刑法総論の理論構造』(成文堂、2005年)
- 『よくわかる刑法』(ミネルヴァ書房、2006年)(共著)
- 『理論刑法学の最前線II』(岩波書店、2006年)(共著)
- 『変革の時代における理論刑法学』(慶應義塾大学出版会、2007年)
- 『刑法事例演習教材』(有斐閣、2009年/第2版、2014年)
- 『刑法総論判例インデックス』(商事法務、2011年)(共編)
- 『入門刑法学・各論』(有斐閣、2013年/第2版、2018年)
- 『入門刑法学・総論』(有斐閣、2013年/第2版、2018年)
- 『刑法各論判例インデックス』(商事法務、2016年)(共編)
- 『講義刑法学・総論』(有斐閣、初版2008年/第2版、2018年)
- 『講義刑法学・各論』(有斐閣、初版2016年/第2版、2020年)
脚注
注釈
- ^ なお、このときに卒業時表彰学生として称えられている。
- ^ なお、このとき、大学から最優等(summa cum laude)の成績を成し遂げたとして称えられている。
出典
外部リンク
井田良 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース