久度神社 (王寺町)
久度神社(くどじんじゃ)は、奈良県北葛城郡王寺町にある神社。 式内社で旧社格は、村社。延喜式[1]には、久度神社(クトノジンジャ)と記されている。 概要続日本紀に、延暦二年(783年)に、官社に列せられたとあり、従五位下という神位を賜る。延喜式神名帳にも「大和国平群郡久度神」と、載っている。 また、延暦十三年(794年)平安遷都に際し創建された、京都市北区の平野神社(旧官幣大社)第二座に、当社から遷されて久度神が祀られている[2]。 なお、明治の神社明細帳には、「久度神」は記されていなかったが、昭和四十三年に、平野神社(旧官幣大社)より久度の神を迎え、元の御座である久度神社の本殿に、お祀りされた。 久度大神は、竃神である。 なお、神社の石燈籠の中で、最も古いものは、南北朝時代の暦応元年(1338年)の石燈籠で、文明八年(1476年)の箱書をもつ春日曼荼羅が、奈良国立博物館に寄託されている[4]。 アクセス脚注
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