下段村(しただんむら)は、かつて富山県中新川郡にあった村。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、上新川郡下段村、一本木村、川原木村、日俣村、貫田村、向新庄村、大中島村、古川村、坂井沢村、東大窪開村、末若林村、末野田村、上金剛寺村、下金剛寺村、中新村及び榎新村の区域をもって、上新川郡下段村が発足する。村役場を榎の有馬喜久郎宅に設置[1]。当時の戸数は299戸、人口1,703人、地租218万円余、民有地面積471万町歩余[2]。
- 1892年(明治25年) - 芦峅寺にあった立山小林区署舎を買い受け、総工費300円を以て榎に役場を新築[1]。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 郡制の施行のため、上新川郡の区域から分立して、中新川郡が発足により、中新川郡に所属となる。
- 1923年(大正14年) - この年までに村内集落の編成入れ替えが行われ、末野田、末若林、中新、野村ほか24ヶ村入会地が消滅、榎町が加えられて14集落となる[2]。
- 1942年(昭和17年)6月8日 - 中新川郡五百石町、大森村、下段村及び高野村が合併して、中新川郡雄山町が発足する。
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
- 『統計たてやま 2013』立山町 2013年9月。
- 『立山町史 下巻』立山町 1984年2月15日。
脚注
関連項目