上大沢町 (輪島市)
上大沢町(かみおおざわまち)は、石川県輪島市の町名。大沢町とともに間垣(竹を用いた垣根)の集落として知られ、「大沢・上大沢の間垣集落景観」は重要文化的景観に選定されている。 地理能登半島の北部、山並みが日本海に迫る場所にある半農半漁の集落である[5]。輪島市の北西端部に位置している[6]。日本海から強い季節風が吹くことから、「間垣」と呼ばれる竹製の垣根で集落を囲んでいる[5]。 西二又川の河口付近に集落が形成されており、集落には石川県道38号輪島浦上線が通じている[6]。輪島市立鳳至小学校と輪島市立輪島中学校の学区に含まれている[7]。
歴史古くは獺淵(かめぞ)と呼ばれ、今日でも地元では上大沢町と書いて「かめぞまち」とも読まれる[6]。 江戸時代、能登国鳳至郡上大沢村は加賀藩領に含まれていた[6]。1872年(明治5年)には石川県の管轄で落ち着いた[6]。1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行によって鳳至郡西保村が発足し、西保村の大字として上大沢が設置された[6]。同年の戸数は21戸、人口は136人だった[6]。1915年(大正4年)には津波で被害を受けた[6]。 1954年(昭和29年)3月31日には合併によって輪島市が発足し、輪島市上大沢町となった。1981年(昭和56年)時点の世帯数は20世帯、人口は91人だった[6]。 名所・旧跡
脚注参考文献
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