三重県立鳥羽高等学校(みえけんりつ とばこうとうがっこう)は、三重県鳥羽市安楽島町に所在する公立の高等学校。通称は「鳥羽高」(とばこう)。
設置学科
- 総合学科
- 観光ビジネス系列
- スポーツ健康系列
- 総合福祉系列
- 文理進学系列
概要
校歌は折口信夫の作詞、信時潔の作曲である。
沿革
年表
鳥羽町立女子技芸学校
現在の鳥羽高等学校の前身である学校で、3年制の本科、3年制の別科、2年制の研究科を置いていた。地元出身の御木本幸吉の寄付により経費が補われていた。錦町にあり、3教室を有する木造平屋建の校舎だった。
授業は1日6時間のうち、4時間を家事裁縫に割いていたと創立時の在校生は語っている。土曜日の午後には作法と茶道の授業があったという。
教育方針
教育方針
豊かな知性と感性を養い、うつくしく、しっかりとした、そうめいな青年を育成する
努力目標
- 学習指導……教える教育から学びとる教育へ
- 真剣な学習態度の育成
- 学習意欲の向上と基礎学力の定着
- 一人一人の全面的な発達
- 生活指導……望ましい生活習慣の確立
- 挨拶の励行(明るいあいさつ、きれいな言葉)
- 正しい服装・頭髪(制服の着用、端正な頭髪)
- 環境の美化(美しい学校、公共物の愛護)
- 自主的な活動(みんなの生徒会、みんなのHR)
- 進路指導……適性能力を生かす進路指導
- 徹底した職業研究および上級学校研究の推進
- 充実したキャリアガイダンスの実施
- 自己理解の上に立った進路決定の推進
- 特活指導……感動体験の育成(育てる指導から育つ活動へ)
- クラブ活動の充実
- 生徒会活動の活発化
- 学校行事の精選と充実
- 健康・安全指導……安全な生活とたくましいからだづくり
- 安全教育の計画的実施
- 健康の増進と体力の向上を図る
- 人権の尊重……正しい人間観の確立と基本的人権の尊重
- 教育活動全体の中で人権意識の向上を図る
- 人権同和教育の計画的実施
- 互いの人格の尊重
学校行事
生徒会活動
生徒会
会長、副会長、書記、会計
委員会
運動、広報文化、生活、選挙管理、図書、保健
部活動
運動部系
剣道、サッカー(男)、柔道部、ソフトテニス、卓球、バスケットボール(男)、バドミントン、男子バレー、女子バレー、フェンシング、野球(男)、陸上、レスリング(男)
文化部系
英会話、合唱、コンピュータ、茶道、書道、吹奏楽、美術、文芸、ボランティア
サークル
人権、和太鼓愛好会
通学手段
著名な出身者
その他
出身中学校
例年、隣接する鳥羽市立鳥羽東中学校からの進学者が最も多いが、生徒の出身市町別では伊勢市出身者が最も多い。
平成20年(2008年)度出身中学校別生徒数[6]
- 上位5校まで、3学年の合計
- 鳥羽市立鳥羽東中学校…99名
- 伊勢市立厚生中学校…32名
- 伊勢市立港中学校…30名
- 鳥羽市立加茂中学校…27名
- 伊勢市立二見中学校…25名
脚注
注釈
- ^ 1945年の時点で仮移転した神戸製鋼所青年学校と同一の校地(1949年に神戸製鋼所が分割されて神鋼電機が創立)。
出典
参考文献
- 鳥羽市史編さん室『鳥羽市史 下巻』鳥羽市役所、1991年3月25日、1347pp.
関連項目
外部リンク