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有限会社三嶋牧場(みしまぼくじょう)は、北海道浦河郡浦河町杵臼618に所在する[1]、競走馬(サラブレッド)の生産、育成を行う牧場である。
日本中央競馬会(JRA)に登録する馬主でもある。勝負服の柄は紫、白玉霰、白袖で、冠名は特に用いない。
歴史
戦前から馬産を行ってきた日高の老舗牧場。1960年に法人化。浦河町に20余りの放牧地を構え、約90頭の繁殖牝馬を繋養している。本場のほかに野深分場、富川分場、BTC三嶋を有している[2]。生産のみならず育成も行う総合牧場である[3]。2019年時点での生産頭数は年間約70頭[4]。
2019年上半期には生産馬メイショウベルーガの子メイショウテンゲンが弥生賞を勝ち、ダノンキングリーが皐月賞3着、東京優駿2着と牡馬クラシック戦線で活躍。また、マスターフェンサーがケンタッキーダービー(6着)、ベルモントステークス(5着)に出走し、国内の勝率もノーザンファームに引けを取らない数字を記録するなど、著しい躍進を見せた。この活躍について、三嶋健一郎取締役(ダーレー・ジャパン前代表)は「やり方を大きく変えた部分はありません。ただ、苦しいときも広い土地を購入したりと、拡大路線でやってきたことが良かったのかもしれません」と語っている。海外からの繁殖牝馬の導入にも力を入れている[2]。
2021年、ダノンキングリーが安田記念を優勝し、生産馬のGI初勝利を記録した[5]。
代表者
主な生産馬
太字はGI・JpnI競走を示す
主な繋養馬
繁殖牝馬
- メイショウベルーガ(2012年~2021年死亡、メイショウテンゲン・メイショウミモザの母)
- マイグッドネス(2012~、ダノンキングリーの母)
- トーホウシャイン(2014年~2018年、絵笛牧場に移動)
- メイショウオウヒ(2014~、メイショウハリオ・テーオーロイヤルの母)
- ラッシュライフ(2014~、ファストフォースの母)
- カンタービレ(2020年~2022年死亡)
- ミッキーチャーム(2020年~)
- メイショウミモザ(2024年~)
- アートハウス(2024年~)
- ロータスランド(2024年~)
主な所有馬
関連項目
脚注
外部リンク
座標: 北緯42度11分12秒 東経142度51分56秒 / 北緯42.18675度 東経142.86569度 / 42.18675; 142.86569