七社神社 (東京都北区)七社神社(ななしゃじんじゃ)は、東京都北区西ケ原にある神社である[1]。 概要無量寺[2]の境内にて七所明神社として祀られていたが、 1793年(寛政5年)に起きた火災により古記録を焼失したため創建年代等は不明である[3]。翌年の秋分の日に神社は再建され、以来この日が大祭日となっている[4]。この社は江戸時代末期の観光案内のベストセラー『江戸名所図会』(長谷川 雪旦 絵)[5][6][7]に掲載され、見開きの左上に題「無量寺六阿弥陀第3番 七社(ななのやしろ)」と解説がある[5](版元は須原屋一統[8])。 1868年(明治元年)に神仏分離令により無量寺より独立し、翌年、一本杉神明宮の地に遷座する。 1920年(大正9年)に渋沢栄一、やはり近隣に別邸を構える古河虎之助ほかの寄付により社務所が建築された[9]。 祭神神徳子宝・安産・家庭円満 文化財渋沢栄一揮毫、拝殿社名額 枯松を祭る碑 - 別荘の庭に生えていた松が枯れたことを悲しみ、渋沢栄一が1911年に建てた。現在の飛鳥山公園に得た地所のマツは、樹齢数百年、樹高数十メートルであった。漢学者三島中洲に依頼した碑文では、松を擬人化している。三島は渋沢の妻千代が死亡したときも頼まれ、墓碑銘文を寄せた人物である。2020年12月、この碑は別荘の庭から、渋沢が氏子であった七社神社に移された[10]。 摂末社アクセス
脚注出典
参考文献発行年順。
関連項目50音順。 外部リンク
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