七松八幡神社
七松八幡神社(ななまつはちまんじんじゃ)は、兵庫県尼崎市七松町にある神社である。八幡神を主祭神とする八幡宮の一つである。 概要主祭神は応神天皇。創建は寛仁3年(1019年)とされる。例祭は10月19日。旧社格は村社。 由緒創建は後一条天皇の時代、寛仁3年(1019年)に源頼信が当地を訪れた際、一人の小童がこの地の農民の窮状を訴えたことに感じ、1本の松樹のもとにあった小祠を改装し、あわせて松の木を6本植えさせたことによるとされる。「七松」という地名の由来もこれに関係するという[1]。 境内社殿は昭和52年(1977年)に鉄筋コンクリート造りに改装された。本殿は流造の社殿様式を採用している。末社に稲荷神社がある。境内には戦国時代に七松で亡くなった武士および家族620余人の慰霊碑がある[2]。 祭神文化NHKで平成5年(1993年)から放送されているテレビアニメ『忍たま乱太郎』の聖地となっている。原作者の尼子騒兵衛が尼崎市出身であることから、作中に登場する「七松小平太」というキャラクターにちなんで多くのファンが訪れる。境内には忍たま乱太郎の絵馬が奉納されている[3]。 七松小平太は「いけいけどんどーん!」といつも前向きな性格で、キャラクターの中でも特に女性ファンの人気が高い[4]。七松八幡神社は人気の巡礼スポットとなっており、全国からファンが訪れている。さらに、韓国や台湾などの海外からのファンも訪れるなど、国際的な人気を集めている[5]。 地元の飲食店主らは、訪れるファンをおもてなしするため、アニメにちなんだ特別メニューを提供するなど、地域を挙げてファンを歓迎している[4]。このように、七松八幡神社は単なる信仰の場としてだけでなく、アニメファンの聖地として、また地域の文化振興の中心地としても重要な役割を果たしている。 年中行事
アクセス脚注出典
参考文献
関連項目外部リンク |