ヴラディミル・ヴァイス (1989年生のサッカー選手)
ヴラディミル・ヴァイス(Vladimir Weiss, 1989年11月30日 - )は、スロバキア・ブラチスラヴァ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはMF。元スロバキア代表。 父は元スロバキア代表監督のヴラディミル・ヴァイス・シニア。また同名の祖父もサッカー選手であった。 経歴マンチェスター・シティFCのアカデミー出身の期待の若手。2007-2008シーズンのFAユースカップ優勝時の中心メンバー。このカップ戦の決勝戦、対チェルシーFC戦でFKを決め、勝利に貢献した。2008-09シーズンの最終節、対ボルトン・ワンダラーズFC戦でスティーブン・アイルランドとの途中交代で、トップチームデビューを果たし、2009年8月19日にFCバルセロナを相手に敵地カンプ・ノウで開催されたジョアン・ガンペール杯にスタメンで出場し、果敢なドリブル突破をみせ勝利に貢献した。この試合後、マーク・ヒューズ監督は「バルサの若手選手の層は素晴らしい。だが私はヴァイスが今晩のベストプレーヤーだったと思う」と評した。 2010年1月から半年間、ボルトン・ワンダラーズFCへ、2010-11シーズンはレンジャーズFCへ、2011-12シーズンはRCDエスパニョールへそれぞれレンタル移籍を繰り返していた。 レンタル期間終了に伴い、マンチェスター・シティへ復帰したが、既にロベルト・マンチーニ監督の構想には入っておらず、2012年8月2日、デルフィーノ・ペスカーラ1936へ完全移籍。 2014年1月26日、カタール・スターズリーグのレフウィヤSCに移籍。 2016年1月、アル・ガラファに4年半の契約で移籍。 2020年2月、ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァに移籍。 2024年10月2日、現役引退を表明した[2]。 代表歴2009年8月12日の親善試合・アイスランド戦でスロバキア代表デビュー。当時は父親が代表を率いていたこともあり、批判もあったが、実力で雑音を払拭し、スロバキアを初めてFIFAワールドカップ本大会に導いた。2010年10月8日のUEFA EURO 2012予選、アルメニア戦で代表初得点を挙げた。2018年11月にはパヴェル・ハパル監督との確執もあり、29歳で代表引退を表明していたが、UEFAネーションズリーグ2018-19での不振で解任されたハパル監督の後任となったシュテファン・タルコヴィッチ監督に交代後の2021年3月に2年4か月ぶりの復帰を果たし、そのままUEFA EURO 2020のエントリーメンバーに選出された。 タイトルクラブ
脚注
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