ローレンス・マクスウェル・クラウス(Lawrence Maxwell Krauss、1954年5月27日 - )は、アメリカおよびカナダの理論物理学者、現代宇宙学者。
経歴
1977年カールトン大学卒業、1982年マサチューセッツ工科大学より物理学のPh.D.取得。アリゾナ州立大学、イェール大学、ケース・ウェスタン・リザーブ大学で教鞭を執った。2001年リリエンフェルト賞、2004年エルステッド・メダル受賞。
2018年にメディアがクラウスのセクシャル・ハラスメントを報じた。調査の結果、同年8月にアリゾナ州立大学はクラウスがセクシャル・ハラスメント規定に違反したと結論し、同大学の「起源プロジェクト」のディレクターから解任した[1]。10月に大学は、クラウスが有給休暇を取ったのちに翌年5月で辞職すると発表した[2]。
メディア
著書
- 『物理の超発想: 天才たちの頭をのぞく』青木薫(訳)、講談社、1996年。
- 『SF宇宙科学講座』堀千恵子(訳)、日経BP、1998年。
- 『コスモス・オデッセイ―酸素原子が語る宇宙の物語』はやしまさる(訳)、紀伊國屋書店、2003年。
- 『物理学者はマルがお好き──牛を球とみなして始める、物理学的発想法』青木薫(訳)、早川書房、2004年。
- 『超ひも理論を疑う―「見えない次元」はどこまで物理学か?』斉藤隆央(訳)、早川書房、2008年。
- 『ファインマンさんの流儀: すべてを自分で創り出した天才の物理学人生』吉田三知世(訳)、早川書房、2012年。
- 『宇宙が始まる前には何があったのか?』青木薫(訳)、文藝春秋、2013年。
- 『偉大なる宇宙の物語 ―なぜ私たちはここにいるのか?―』塩原通緒(訳)、青土社、2018年。
- 『私たちは何を知らないのか 宇宙物理学の未解決問題』長尾莉紗(訳)、北川蒼(訳)、KADOKAWA、2024年。
映画
脚注
外部リンク