ロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ
ロマーノ・ベニート・フロリアーニ・ムッソリーニ(イタリア語: Romano Benito Floriani Mussolini[1]、2003年1月27日 - [2])は、イタリアのメディアではムッソリーニ Jr.[3]と呼ばれている、SSラツィオに所属するプロサッカー選手。ポジションはライトバックかライト・ミッドフィールダー。 幼年期フロリアーニ・ムッソリーニは政治家として知られる母アレッサンドラ・ムッソリーニと父マウロ・フロリアーニの第3子として産まれた[4][5]。フロリアーニ=ムッソリーニの祖父はピアニストのロマーノ・ムッソリーニで、曽祖父はファシスト党を率いた独裁者ベニート・ムッソリーニである[6]。 彼の姓は「フロリアーニ・ムッソリーニ」という二重姓の形になっている[5]。これはイタリア人の姓名の慣習では例外的であり、 フロリアーニ=ムッソリーニが生まれた2003年当時はイタリアの法律上、二重性が通常認められていなかったが、母アレッサンドラがムッソリーニ姓を存続させるため、二重姓で洗礼を受けさせ、これをカトリック教会とイタリア行政当局が認めたためである[1][7]。 キャリアフロリアーニ・ムッソリーニはASローマのユースチームでサッカー選手としてのキャリアを始め、13歳のころにSSラツィオのユースチームへと移った[4]。2018年にはアマチュアクラブのビゴール・ペルコンティへローン移籍していた[8]。この移籍はフロリアーニ・ムッソリーニがU-17代表としてデビューするまでラツィオで試合に出られなかったことがきっかけだった[9]。 2021年にフロリアーニ・ムッソリーニが歴史的にネオ・ファシストが多いことで有名なサポーターがいるラツィオでプレーし続けることが世界的に注目された[10]。フロリアーニ・ムッソリーニという姓によってプレー時間が制限されるのではないかという質問にラツィオのユースコーチのマウロ・ビアンチェシ は「やっかいな姓?私は彼の両親とは話したことはないし、何よりも重要なのは選手がプレーに値するかどうかだ。それ以外は何もない」とした[6]。2021年3月にフロリアーニ・ムッソリーニはラツィオと2024年までのプロシニア契約を結んだ[11]。 2021年10月24日にセリエAのエラス・ヴェローナFC戦でベンチ要員として初招集された[12]。 私生活フロリアーニ・ムッソリーニはダンシング・ウィズ・ザ・スターズのイタリア版であるバッランド・コン・レ・ステッレに母アレッサンドラと出演して注目を浴びた[13]。フロリアーニ・ムッソリーニ自身は政治には興味はないとしている[6][14]。ASローマとの契約は、聖ジョージ・ブリティッシュ・インターナショナル・スクール在学中に行われた[6]。 出典
外部リンク |