ロシアのソマリア沖海賊対策(ロシアのソマリアおきかいぞくたいさく)では、ロシア連邦によるソマリア沖の海賊対策やアデン湾を航行する自国関係船舶の護衛策について記述する。
年表
2008年
2009年
2010年
- 1月12日 - ロシア海軍は2010年も引き続きアデン湾での護衛活動を継続する事を表明し、バルト海艦隊所属フリゲート「ネウストラシムイ」と交代することも明らかとなる[24]。
- 2月24日 - 太平洋艦隊からの第4次となる任務部隊がウラジオストクを出航する[25]。
- 3月29日 - 新任務部隊がソマリア沖・アデン湾に到着する[26]。
- 4月2日 - 駆逐艦「マルシャル・シャポシニコフ」が任務を開始する[27]。
- 5月6日 - 前日の5月5日に海賊に乗っ取られたリベリア籍のロシアのタンカー「モスクワ大学(ロシア語:Московский университет 、英称:Moscow University )」を救出するため艦載ヘリコプターで海軍歩兵を乗り込ませる。制圧の過程で海賊1人が死亡し10人を捕獲した。身柄を拘束した海賊については発信機と水および食料を積んだゴムボートに乗せて開放したが、通信が途絶し全員が死亡したと見られる[28][29][30][31]。
- 6月5日 - 駆逐艦「マルシャル・シャポシニコフ」の任務部隊は任務を終了する[32]。
- 6月23日 - ロシア海軍はバルト海艦隊のフリゲート「ネウストラシムイ」と「ヤロスラフ・ムードルイ」を海賊対策のために黒海艦隊に派遣する考えがあることを表明する[33]。
- 6月25日 - 駆逐艦「マルシャル・シャポシニコフ」の任務部隊がウラジオストクに帰港する[34]。
- 7月9日 - 太平洋艦隊司令官はアデン湾における海賊対策任務を拡大すると表明する[35]。
- 7月12日 - 駆逐艦「アドミラル・レフチェンコ」の任務部隊は護衛任務を開始する[36]。
- 11月4日 - 太平洋艦隊から交代部隊を派遣することが発表される[37]。
- 11月17日 - ウラジオストクから駆逐艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」の任務部隊が出航する[38]。
2011年
- 5月8日 - 北方艦隊の駆逐艦「セヴェロモルスク」がソマリア沖派遣のために出航する。黒海艦隊からは曳船が、バルト海艦隊からは補給艦「エリニャ」が派遣され6月から護衛任務を開始する予定[39]。
- 5月11日 - 4月17日に護衛任務を終了した駆逐艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」任務部隊がベトナム訪問を終えて母港へ出航する[40][41]。
- 6月17日 - 北方艦隊の駆逐艦「セベロモルスク」基幹の任務部隊が現場海域に到着し9月中旬まで護衛任務に従事する[42]。
- 9月28日 - 太平洋艦隊の駆逐艦「アドミラル・パンテレーエフ」基幹の任務部隊が現場海域に到着し護衛任務を開始。
- 12月10日 - 太平洋艦隊の駆逐艦「アドミラル・トリブツ」を基幹とする任務部隊がウラジオストクから出航する[43]。
2012年
- 1月12日 - 駆逐艦「アドミラル・トリブツ」と補給艦「ペチェンガ」が現場海域に到着し、マルタとトルコを含む国際船団の護衛を開始[44]。
- 2月12日 - 駆逐艦「アドミラル・パンテレーエフ」基幹の任務部隊は1月19日にインドネシア訪問、1月31日にフィリピン訪問を終えて母港に帰港する[45]。
- 3月27日 - 北方艦隊からウダロイ級駆逐艦が対海賊任務部隊として現地海域に向けて出航する[46]。
- 4月25日 - 海賊対策に出動しているロシア軍艦に対し北大西洋条約機構=ロシア理事会はNATO標準の航海および通信システムを導入する方針が明らかとなる[47]。
- 10月31日 - 海賊対策を強化するためにロシア海軍はIl-38哨戒機2機をジブチのあるフランス軍基地に駐留させる事をフランス当局との間で合意する[48]。
- 11月3日 - 太平洋艦隊から駆逐艦「マルシャル・シャポシニコフ」、補給艦「イルクート」、曳船「アラタウ」で編成される任務部隊が出航する。部隊は2機の艦載ヘリコプターと海軍歩兵部隊を積載している。途中、インド・ムンバイに寄港してインド海軍と合同訓練を実施する[49]。
- 12月11日 - ロシア国防省はアデン湾での海賊対策について、2013年度は3回のローテンションで艦艇を派遣する予定であると発表する[50]。
- 12月18日 - ロシア連邦軍参謀本部と日本自衛隊統合幕僚監部は日露幕僚会議を開き、議題としてソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動で両国の艦艇と航空機の連携を進め、協力関係を深化させることで一致する[51]。
- 12月19日 - ロシア国防省は北方艦隊から大型対潜艦「セベロモルスク」、曳船「アルタイ」、補給艦「ドゥブナ」の任務部隊が出航したことを発表する[52]。
2013年
派遣状況
脚注
関連項目