レインタイム
レインタイム (Raintime)は、イタリアのヘヴィメタルバンド。主にプログレッシヴメタルやパワーメタルに分類される音楽性である。メロディックデスメタルに分類されることも多いバンドであるが、クリーンボーカルの比重が大きく、デスヴォイスがほとんど使用されない楽曲も存在する。 略歴1999年に、イタリア北部のポルデノーネで、クラウディオ・コアシン (Key)、マッテオ・ディ・ボン (G)、マッテオ・バルザン (Ds)の3名で結成[1]。その後、フランチェスコ・ロッシ (G)、ミケーレ・コルッシ (B)が加入。ライヴ活動を始めるようになり、デモ『Jump in the Past』をリリース。正式なボーカリストが不在だったため、インストゥルメンタルの楽曲のみとなった[1]。当時は、ドリーム・シアターの影響が非常に強かった[1]。 2002年にはマッテオ・バルザンが脱退しエンリコ・ファブリス (Ds)が加入[1]。また、不在だったボーカルを、キーボーディストのクラウディオ・コアシンが兼任という形で担当するようになる。同年秋には、フランチェスコ・ロッシが脱退しジョバンニ・ブオーラ (G)が加入[1]。2004年に自主制作で、1stアルバムのレコーディングを始める。この時すでにジョバンニ・ブオーラは脱退しており、後任にカルロ・ナリダン (G)がセカンド・ギタリストを務めていた[1]。録音後、スペインのアライズ・レコードと契約し、1stアルバム『Tales From Sadness』をリリース。リリース後、カルロ・ナリダンはバンドを離れ、ルカ・ミカエル・マルティナ (Lead G)が加入。クラウディオ・コアシンがボーカリスト専任となり、アンドレア・コロナ (Key)が加入。順調に活動しているように見えたが、アライズ・レコードが倒産[2]、更にロイヤル・ハントやシークレット・スフィアとのヨーロッパ・ツアーが初日朝に全日程キャンセルされるなどの憂き目にあう[1]。その中でハロウィンやプリティ・メイズなどを手掛けたトミー・ハンセンをプロデューサーに迎えて、2ndアルバム『Flies & Lies』をレコーディングし2007年にリリース[1]。同アルバムでは、マイケル・ジャクソンのBeat Itをカヴァーした。日本では、サウンドホリックから日本盤がリリースされた。 2009年にルカ・ミカエル・マルティナが脱退しダニエレ・ブレッサ (Lead G)が加入。2010年に3rdアルバム『Psychromatic』をリリース。レコーディング後、オリジナルメンバーのマッテオ・ディ・ボンとミケーレ・コルッシが脱退し、元スローモーション・アポカリプスのイヴァン・オドリコ (G)とダリオ・バッティストン (B)が加入した。 2012年5月末、解散することが発表された[3]。また、併せてクラウディオ・コアシン、エンリコ・ファブリスとイヴァン・オドリコの3人が新たにプロジェクトに取り組んでいることも発表された[3]。その後この3名を中心に、メタル/ハードロックプロジェクト、フェイク・アイドルズが結成された。 2018年、再結成することが発表された[4]。再結成後のメンバーは、2ndアルバム『Flies & Lies』時のメンバーに近いが、マッテオ・ディ・ボンが再結成には参加せず、前回後任として加入したイヴァン・オドリコが参加することになった。 メンバー現在のメンバー
旧メンバー
セッションメンバー
ディスコグラフィー
脚注
外部リンク |