レイジング・フィアー
『レイジング・フィアー』(Raising Fear)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、アーマード・セイントが1987年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。 背景当時バンドはクリサリス・レコードに対する不信感を強めており、ジョーイ・ヴェラによれば、本作のレコーディングは1987年1月の時点で後半戦に差しかかっていたが、そこでクリサリス側が楽曲の書き直しを要求したため、制作期間は6月までかかったという[4]。また、ヴェラは後年「このレコードに入っている多くの曲は、俺達が経験してきた音楽業界とのしがらみについて書かれた」とコメントしている[4]。なお、「サタデイ・ナイト・スペシャル」はクリサリスの要求により録音されたレーナード・スキナードのカヴァーである[5]。そして、バンドは本作を最後にクリサリスとの契約を失った[5]。 反響・評価アメリカでは、1987年11月7日付のBillboard 200で最高114位を記録した[3]。 Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け、「ケミカル・ユーフォリア」、「血ぬられた教典」、「フローズン・ウィル〜レガシー」といった曲を「数少ない聴き所」として挙げている[5]。また、さこたはつみは『BURRN!』1987年12月号のレヴューで100点満点中78点を付け「ギターが1本になったことで、逆にフレージングに切れが出てきた」「このまま消えるには惜しいバンドだけに曲を生かす方向でがんばってもらいたい」と評している[1]。 収録曲特記なき楽曲はアーマード・セイント作。LPは10曲入りだが[2]、同時発売されたCDには「クライシス・オブ・ライフ」が追加された。
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
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