リードケミカル株式会社は、富山県富山市に所在する医薬品メーカーである。
沿革
1969年6月23日に設立し、救急絆創膏の製造を開始。1988年に世界で初めて経皮吸収型貼付剤の製剤化に成功し[1]、それを用いた貼付剤である非ステロイド性鎮痛消炎剤『アドフィード』を市販化した[2]。
その後、鎮痛・消炎の経口薬『ロキソニン』の経皮吸収型製剤が開発され、2006年にパップ剤、2008年にテープ剤を順次市販化され、2016年にはスイッチOTCによる一般用『ロキソニン』シリーズのテープ剤やパップ剤も製造されるようになった(医療用は第一三共、一般用は第一三共ヘルスケアからそれぞれ発売されている)[2]。
事業所
- 本社(富山県富山市神通本町1-1-19 いちご富山駅西ビル2階[3])
- 日俣の旧本社から本社機能を一部移転し、2019年9月4日に業務開始[4]。
- 2021年10月31日竣工(令和5年度〔第54回〕富山県建築文化賞建築賞入選)[5]
- 1979年竣工[3]。
- 久金工業団地内の25,056m2の敷地にて1994年1月17日に鉄筋鉄骨一部5階建て延床5,676m2の工場として竣工[6]。2011年7月には東工場(一部3階建て延床面積約16,000m2)が完成し、試運転を経て2012年2月から本格稼働開始[7]
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『北陸三県会社要覧2023』(2023年1月15日、一般財団法人北陸経済研究所発行)99頁。
- ^ a b 経皮吸収のパイオニア(リードケミカル、2023年5月11日閲覧)
- ^ a b c d e 会社案内(リードケミカル、2023年5月11日閲覧)
- ^ 『北日本新聞』2019年8月22日付6面『リードケミカル 本社機能 富山駅前に 現社屋は研究施設拡張』より。
- ^ 令和5年度 第54回富山県建築文化賞建築賞受賞作品(公益社団法人富山県建築士会、2024年5月5日閲覧)
- ^ 『北日本新聞』1994年1月18日付朝刊6面『生産能力 6割アップ リードケミカル 上市に新工場完成』より。
- ^ 『北日本新聞』2011年7月20日付5面『上市の新工場完成 テープ生産能力倍増』より。
関連項目
外部リンク