『リフレクション』(Reflection)は、イギリスのフォークロック・バンド、ペンタングルが1971年に発表した5作目のアルバム。
解説
ペンタングルのアルバムとしては初めて、アメリカ白人層の伝承歌を本格的に取り上げた作品である[1]。プロデューサーのビル・リーダーによれば、当時バンドは結束力を失いつつあり、本作のレコーディングの状況に関して「『レット・イット・ビー』の頃のビートルズのようだ」と振り返っている[1]。
Matthew Greenwaldはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、アルバム全体に関して「ペンタングルは常に音楽的な融合に長けており、このアルバムでも成果を挙げた」、「ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン」に関して「常に新しい音楽的なバックグラウンドを探求してきたグループが、今回はアメリカの伝統的なフォーク/ゴスペルを取り入れたことを示している」と評している[2]。
収録曲
特記なき楽曲は、トラディショナル・ソングをメンバー5人がアレンジしたもの。
- ウェディング・ドレス - "Wedding Dress" - 2:52
- オミー・ワイズ - "Omie Wise" - 4:25
- ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン - "Will the Circle Be Unbroken?" - 4:08
- ホェン・アイ・ゲット・ホーム - "When I Get Home" (Bert Jansch, John Renbourn, Danny Thompson, Terry Cox, Jacqui McShee) - 5:01
- 雨と雪 - "Rain and Snow" - 3:50
- ヘルピング・ハンド - "Helping Hand" (B. Jansch, J. Renbourn, D. Thompson, T. Cox, J. McShee) - 3:31
- ソー・クリア - "So Clear" (B. Jansch, J. Renbourn, D. Thompson, T. Cox, J. McShee) - 4:53
- リフレクション - "Reflection" (B. Jansch, J. Renbourn, D. Thompson, T. Cox, J. McShee) - 11:11
参加ミュージシャン
脚注・出典